勝率9割!リスクなしのIPO 株(新規公開株)投資ってどんな投資?
こんにちは!
ブログ『いくら図書館のきまりでもね』へアクセスありがとうございます。
管理人のアキオ(@hiroakio97)です。
突然ですがみなさん、必ず儲かる投資をご存知ですか?
のっけから煽り気味で、書いてる本人がドキドキしています。
が、別に怪しい商品・セミナーを売り込もうってわけではありません。
IPO株(新規公開株)の話です。
IPOは怪しいどころか、野村とか大和みたいな国内の大手証券会社が扱っている立派な投資案件になります。
というわけで、今回はIPO未経験だった私が実際にIPO株を初購入、1日で20万円ほどの利益が出ましたよ、というお話。
長くなりそうなので、何回かに分けてお届けします!
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初回の今回は「そもそもIPOって何さ?」って疑問に答えていきますよー。
IPOの2017年実績ざっくり
「投資に”必ず”なんて有り得ない!」
「リスクあるんでしょ。。。」
なんて声が聞こえてきそうなので、まず始めにIPOの2017年の実績をお伝えします。
2017年は94件のIPO案件が有りましたが、うち84件で利益が出ています。
その勝率、実に89.4%です!
あえて”必ず”という強い言葉を使ってきましたが、それもあながち嘘ではないことわかっていただけると思います。
で、IPO株投資ってなに?
IPOはInitial Public Offeringの略で、直訳すると新規公開。
つまり、未上場の会社が新たに株式市場に上場することです。
先ほどお話しした通り、2017年には94件のIPOがありました。
ざっと3日に1件くらいのペースで新規上場する会社があるということですね。多い!
この94社ですが、業務内容や会社規模は実に様々です。
その多くは一般には無名の企業たちですが、中には新興の有名IT企業や「え!?今まで上場してなかったの?」と驚くような老舗企業もあったりします。
ちょっと例をあげてみると、2017年には家計簿アプリで有名なマネーフォワードや回転寿司チェーンのスシローを運営するスシローグローバルホールディングス、物流大手・佐川急便の持ち株会社であるSGホールディングスなどが新規上場しました。
同様に2016年には、ブログを運営している方にはお馴染みはてな、国民的コミニュケーションツールLINE、JR九州などのビッグネームたちが上場を果たしています。
これらの新たに上場する企業は大手証券会社と協力し、上場に必要なプロセスをこなしていきます。
その一つがブックビルディングです。
購入を希望する投資家の数や、購入希望株数、購入希望価格などを証券会社が調査します。
こうして決まる上場前の株式の価格のことを、公募価格もしくは公開価格といいます。
その後、晴れて上場された株式はその他の株式同様市場で売買されます。
上場して最初に取引された時の価格を初値と呼びます。
先ほど”IPO株式投資の勝率は89.4%!!(ドヤっ)”と書きました。
これはつまり、2017年に新規上場した株式のうちおよそ9割の銘柄で初値が公募価格を上回ったという意味です。
言いかえれば、
『IPO株式を公募価格で購入し初値で売却すれば、かなり高い確率で儲かる』
ということになります!
どのくらい稼げるの?
気になりますよね?
真面目に回答すると、購入する銘柄に依るのでザックリ一言で「このくらい稼げるよ!」とは言えません。
参考までに、2017年に新規上場した94社のうちもっともリターンが大きかったのは11月末に上場したトレードワークスで、公募価格2,200円に対し初値が13,600円。
初値上昇率は+518.2%! 約5倍となっています!!
最小単位(100株)を公募価格で買い、初値で売ると、実に114万円の利益がでたということです。
驚きですね! たった1日、それもたったの数秒で100万円ですから。
一方で、残念ながら赤字となってしまうIPO銘柄もおよそ1割程、少数ながら存在します。
2017年、残念ながら初値が公募価格を割り赤字となってしまったIPO銘柄は全部で10件。
そのうち、最も大きく割り込んでしまった銘柄は9月末に上場した西本Wismettacホールディングス。
公募価格4,750円に対し、初値が4,465円でした。
初値上昇率は−6.0%で、1単元あたりの利益は−28,500円となっています。
こうしてみると、改めてIPO株投資がローリスク・ハイリターンな投資ということが理解いただけるかと思います。
上はプラス数百パーセントの利益が望めるのに対し、下はわずかマイナス数パーセントですから。
ちなみに2017年に新規上場した94社の初値上昇率を平均すると+109%となっています。
およそ2倍です!
おまけ 公募価格の決まり方
通常、株式の価格は市場の需要と供給の関係で決まります。
買いたい人と売りたい人、両者のバランスが取れたところで株価が決まるんです。
欲しがる人が増えれば株価が上がるし、逆に手放したい人が増えれば下がる。
昔、学校で社会科の時間に習いましたね。
一方、公開前のIPO株の場合、株式はまだ市場にありません。
なので、IPO株の売り出し価格には普通の株のような市場原理が働きません。
ではどうやって公募価格が決まるのでしょうか?
それはIPOする会社とIPOさせる証券会社、2社の思惑で決まります。
両者はIPO株をなるべく高く売り出したい。
なぜなら、IPOする会社はより多くの資金を調達できるし、証券会社はより多くの手数料を取れるから。
一方、高すぎると十分に買い手がつかず必要な資金が調達できない可能性があります。
また、証券会社としてもIPO株は有効な新規顧客の獲得手段です。
IPO株を餌に獲得した顧客に損をさせるわけにはいきません。
IPOは一種の株式市場を盛り上げる為のイベント・お祭り的な側面を持っています。
上場する会社と証券会社、それに株主、3者3様の思惑がありつつ「一緒に盛り上げて一緒に稼ぎましょう!」っていうのがIPOなのかな、という感じ!
というわけで、IPO株の公募価格は同業他社の株価やIPO時の市場の状況などを加味し、初値上昇の余地を残しつつ高すぎず低すぎず絶妙な価格に設定されることが多いようです。
まとめ
先月までの私のように株式投資の経験はあるけどIPO株は買ったことがないって方、投資を始めてみたいけど何に投資すれば良いかわからないって方、リスクを取るのは嫌だって方、ぜひIPO株の購入にチャレンジしてみてください!
次回は実際にIPO株を買う方法についてお話ししようと思います。
ではでは。
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