『ファミリー共有』で子ども(13歳未満)用のApple IDを作る!【はじめてのiPhoneに】
こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。
先日『ファミリーリンクで子ども(13歳未満)用のGoogleアカウントを作る!』という記事を書きました。
今回はそのApple・iPhone版!
「うちの子にもそろそろスマホを持たせようかしら」なんて思ったら、まずはGoogleアカウントかApple IDが必要です。
ただ、システム上の制限があり、13歳未満の子どもは自力でアカウントを作れません。
保護者がアカウントの作成・管理を代行する必要があります。
Apple IDのその辺のことをツラツラまとめたのがこの記事です。
Googleアカウントの作り方が知りたい人はこちらの記事をみてくださいね。
関連記事:ファミリーリンクで子ども(13歳未満)用のGoogleアカウントを作る!
『ファミリー共有』ってなに? Googleのファミリーリンクとの違いは?
詳しい経緯はGoogleアカウント版の記事の方に書きましたが、この度、わが家の小学校1年生の長男におふるのiPhone6を使わせることに。
iPhoneとあわせて、Googleの写真・動画用クラウドストレージ『Googleフォト』を使わせたかったので、子ども用のApple IDとGoogleアカウントを実際に作成してみました。
先の記事にも書いた通り、Googleの提供する各種サービスやAndroid端末を使うにはGoogleアカウントが必要です。
でも、13歳未満の子どもは、Googleアカウントを作ることが原則 認められていない。
そこで登場するのが、子どもに代わって保護者が子ども用のGoogleアカウントを作成・管理するファミリーリンクというサービス。
今回のApple IDも、基本的には同様です。
iPhoneを使うにはApple IDが必要。
Apple IDは原則13歳以上の子どもにしか発行されません。
ただし、『ファミリー共有』機能を使用して、保護者が作成・管理することができます。
先の記事で説明した通り、Googleのファミリーリンクは、子ども用Googleアカウントの管理に特化したサービス。
使うには、保護者のスマホに専用のアプリを入れる必要がありました。
子どものアカウントの作成・管理からアクティビティログの取得、ペアレンタルコントロールまで、このアプリひとつで、子どものスマホ関連をひと通り全てこなせるのが特徴です。
対して、Appleのファミリー共有は、その名の通り家族間で写真やiTunesで購入したコンテンツ、Apple MusicやiCloudの有料プランをシェアするサービスです。
ファミリーリンクのような専用のアプリはなく、iPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイスのセットアップメニューから設定できます。
その中のいち機能として、子ども用のApple ID作成・管理があります。
つまり、Googleのファミリーリンクのような『子どもにスマホを与えることに特化したサービス』ではないということ。
具体的には以下のことができます。
ファミリー共有でできること
- 子ども用のApple IDの作成
- iTunesやAppStoreのコンテンツ(音楽や映画、アプリなど)の承認と購入のリクエスト
機能を有効にすると、ダウンロード前に親の承認が必要になる - iTunesやAppStoreのコンテンツ(音楽や映画、アプリなど)の家族間共有
- 『iPhoneを探す』で家族間で位置情報の共有
多機能なGoogleファミリーリンクと比べると、Appleのファミリー共有はかなり割り切った内容ですね。
コンテンツやアプリのフィルタリングなど、いわゆるペアレンタルコントロール関連の機能は一切ありません。
「じゃあ、iPhoneは子ども向けになんのフィルタリングもできないの?」かと言えば、左にあらず。
iPhoneの設定メニューの中の”一般 > 機能制限”でフィルタリング可能です。
フィルタリングの内容としては、過激な表現を含むコンテンツの排除やSafariの使用制限、App内課金の禁止などなど。
必要十分な感じです。
とは言え、アプリ毎の細かい使用制限(例えば「19時以降、YouTubeとTwitterは禁止ね〜」とか)や子どものアクティビティログの取得ができるのは、2018年8月時点でAndroid端末だけ。
制限方法も、アカウント単位で保護者の端末からアプリ経由でコントロールできるGoogleファミリーリンクと、直接子どもの端末をイジらなくてはいけないAppleの機能制限。。
ペアレンタルコントロールの面では今のところ、GoogleがAppleを半歩リードといった感じでしょうか。
とは言え、スマホの分野で長年、抜きつ抜かれつを繰り返してきた両社です。
次に端末を買い替える頃には、状況は変わっているかもしれません。
Appleの巻き返しに期待!
ファミリー共有を使った、子ども用Apple IDの作り方
ファミリー共有&iPhoneの機能制限の紹介が済んだところで、実際にファミリー共有を使って子ども用のApple IDを作る手順を説明します。
とはいっても、AppleデバイスのセットアップメニューからiCloudを開くだけなので簡単にできます。
かかる時間は15分くらいかな。
まずは事前に用意しておくもの。
ファミリー共有に必要なもの
- 保護者用のAppleデバイス(iPhoneかiPad、Mac)
- 保護者用のApple ID
- 保護者のApple IDと紐付いたクレジットカード
クレジットカードは保護者の本人確認の為に使われます。
Apple ID作成時点で支払いは発生しませんのでご安心を。
(子どもがApp内課金や有料コンテンツを購入した際は、このカードが決済に使われます。課金されたくない人は端末の方で機能制限かけておきましょう)
次に、子ども用Apple IDの作成手順。
Appleの公式が丁寧に解説してくれているので、こちらは割愛。
Apple IDができたら、子どもに渡すAppleデバイスを使ってログインします。
渡す前にペアレンタルコントロールの設定をしておきましょう。
こちらもAppleの公式が丁寧に解説してくれています。
ペアレンタルコントロールはとてもたくさんの設定項目がありすが、子どもの年齢やiPhoneを渡す目的など、各家庭の事情に合わせてベストな設定を探っていきましょう。
わが家では基本的に、制限できるところは可能な限り制限しています。
不便や不満があったら、その都度 親子で話し合って、ひとつずつ制限を取っ払っていく方針です。
まとめ アカウントは簡単に作れる。でも適切に使うのは。。
というわけで、保護者の管理の下、子ども用のApple IDを作る方法でした。
簡単に新しいアカウントができましたね。
でも、本当に悩ましいのはこの先です。
参考記事:【子どもにスマホは必要か?】小学校1年生の子を持つ現役ソフトウェアエンジニアが考えたこと
歴史的にみても、子どもとITの関わりはまだ始まったばかり。
まだしばらくは、親と子ども、揃って手探りの運用が続くものと思われます。
親子で良いITライフを!
ではでは。
ちなみに、子ども用のGoogleアカウントが必要な方は、合わせてこちらの記事もご覧ください。
AndroidユーザーがAppleMusicなどAppleのサービスを使うことは稀ですが、iPhoneユーザーはGoogleのサービスよく使いますよね?
YouTubeとかChromeとかGoogleフォトとかね。
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