【バフェット太郎氏に学ぶ米国株高配当投資】わたしは”クソダサい投資家”なのか?

2018-08-07

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

 

先日、バフェット太郎さんの著書『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』を読みました。


 

ブログの方は以前から定期的に拝見してたんですが、今回 本を読んで、改めて「米国株高配当投資やってみよーかなぁ」と思ったので考えたこととか記録しておきます。

米国株高配当投資は「相場の上げ下げに一喜一憂したくない!」、「ゆっくりで良いから堅実に資産を増やしたい!」という人にぴったりなトレード手法です。

 

そもそも『バフェット太郎』って誰?

グッドラック

 

バフェット太郎さんは『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』の著者で、ブログ『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)』を運営されています。
自称・日本一アンチの多い米国株ブロガー
単純明快な投資ルールと舌鋒鋭い文章でファンが多いブロガーさんです。
(ちなみに、わたしもファンです😎)

 

投資手法はブログ名が示す通り、米国株配当再投資
長年増配を続けるアメリカ超優良企業株10銘柄を積み立てバイ&ホールド、配当は全て再投資する、というシンプルなものです。

時間はかかっても確実に資産を増やす戦略ですね。

感情を挟まず機械的に投資できるため再現性が高く、ブログ読者が真似しやすいところも素晴らしいです。
投資だけでなくブログ運営も含めた、バフェット太郎さんの戦略なんでしょう。私感ですが。

 

そんなマイルドな投資戦略をとる一方で、言葉は結構過激です。
ブログの中では、特定の銘柄や個人投資ブロガーを辛辣にこき下ろすこともしばしば。

特に印象的なのが、

グッドラック
クソダサい投資家

この2つのフレーズです。

グッドラック”は彼のブログの締めに、毎度使われる決めゼリフ。
皮肉屋なバフェット太郎氏のキャラクターを一言でうまく表現してます。

 

そしてもう一つの”クソダサい投資家”、この言葉こそ本記事のテーマです。

 

わたしは”クソダサい投資家”なのか?

クソダサい投資家”はバフェット太郎氏のブログの中で度々登場します。
使われる文脈により色々な意味に取れる便利なフレーズですが、主に『一貫した投資方針を持たない投資家』を指して”クソダサい”と呼んでいるようです。

クソダサい投資家とは?投資方針に一貫性がない投資家。
確固たる戦略がないため目先の利益/損失にこだわり、ちょっとした相場の変動で右往左往してしまう。

 

ブログ中にこんな記述があります。

多くのクソダサい投資家は将来有望のイケてるグロース株を高すぎる価格で買い、すでに過大評価されている株に対して、「まだ値上がりの余地はある」と考えて保有し続けてしまうのです。

こうした投資スタイルは、(熱狂が続く限り)短期的には値上がり益が期待できるものの、特定の市場へ、特定のセクター、そして特定の投資法が好調な時がいつまでも続かないことを考えれば、投資家は短期的な利益ばかり求めるべきではないことがわかります。
出典元 : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ

 

そして、いつもの調子で「まあ、うまく売り抜ける自信がある人は試してみるといいんじゃないでしょうか。グッドラック!」と締めるわけです。

 

ここでわたしをはじめ、彼のブログや書籍を読んだ投資家は皆一度は考えるでしょう。
俺も(わたしも)『クソダサい』投資家なのか?」と。

わたしはしばし自問しました。

その結果、残念ながらわたしは立派なクソダサい投資家だと自覚しました。

 

振り返ると、わたしは2016年の1月に投資を始め、今ちょうど2年半が経過したところです。
幸運にもその間の利回りは47%、メインで運用してきた日本株に限定すれば85%の利回りを得ることができました。
これは市場平均を大きく上回っています。
(詳しくはわたしの投資体験談の記事を見てください。)

参考記事:【銘柄公開】初心者の株式投資体験談、2年半で利益が200万円を超えていました!

 

上の記事にも書いた通り、決算書を読み自分なりに知恵を尽くし厳選した銘柄に資金を注いできました。
現金余力は極力持たず、押し目があれば都度買い増しし、テクニカル面での分析も徐々に身についてきたように思います。

それでも、今こうして振り返ってつくづく感じるのは「この2年間、自分は単についてただけかもしれない」ってことです。

 

事実、この2年間でわたしの資産を大きく増やしてくれた3つの銘柄(トラスト・テック、東京日産コンピュータシステム、スタートトゥデイ)には日本株という以外共通点がありません。
先ほど紹介したわたしの投資体験談に書いた通り、それぞれの銘柄にわたしなりの理屈があって買ったわけですが、「再現性があるか?」と問われれば答えは。。。

つまり、わたしは自分がクソダサい投資家であることを否定できないわけです。

 

もっとも、これはわたしだけに言えることではなく、業績やチャートを見て未来の株価を予想する全ての投資家に言えることかもしれません。

極論すれば、「未来の株価を予測するなんて、前走内容や血統、馬場の状態を見て勝ち馬を予想するのと同じじゃん」ってことになりませんか?

競馬で勝ち続ける人は予想の精度が高いのか? それとも単に運が良いだけなのか?
私には分かりません。

トレードで資産を築いた人も同様で、わずかな手がかりから未来を見通す相場の魔術師なのか? それともただラッキーなだけなのか、、?
私には区別がつきません。

これまで世の中に無数の投資家が現れては消えていったことを思えば、その中の一部の人がたまたま短期間で当たりを連発したとしても確率的に全く不思議ではありません。
たとえそれがクソダサい投資家であったとしても、です。

つまり、

  • 短期的な値上がり益を期待する投資家は皆、クソダサい投資家かもしれない。
  • クソダサい投資家でも継続して当て続けることはありえる

ってことですね。

 

クソダサい投資家を卒業したい

自分の投資方法を”クソダサい”と認めつつも、この2年半でわたしが味わった会社の将来を想像する楽しさや、予想通り(?)持ち株の株価が上がった喜びというのは、なかなか他に代えがたいものです。

競馬もパチンコも、好きな人は大好きですもんね。(わたしはどちらもやりませんが)
つまりはそういうことなんでしょう。
わたしはクソダサい投資を簡単には辞められそうにありません。

 

とは言え、徐々にクソダサい投資から堅実な配当再投資シフトする必要性を感じています。

というのも、これまでは運用額が数十万〜数百万程度と少なかったこともあり、思い切った集中投資や買い増し、利確・損切りの判断ができたんです。

幸いなことに今わたしの運用額は日々増えています。
投資の他に本業のある、兼業投資家の強みです。

近い将来、運用額が1,000万円、2,000万円、、となった時、わたしの経験値と胆力ではこれまでと同じスタンスでトレードすることができなくなるでしょう。
わたしの肌感では、1銘柄の評価額が300万円を越えた辺りから、その銘柄の小さな値動きでソワソワしだします。

 

シンプルな投資ルールで、感情を挟む余地なく機械的に淡々と買い増しできる米国株配当再投資戦略は運用額の大小に依らない戦略。
大きな失敗をする前に、バフェット太郎流の米国株配当再投資戦略へ舵を切るべきでしょう。

まずは、従来の投資への資金追加は当面控え、バイ&ホールドするに足る銘柄をピックアップするところから始めようと思います。
当面は従来の投資と並行することになるでしょうから、新投資用に新しい証券口座も開きたいところです。

その辺りもこれから都度、記事にしていこうと思います。

 

 



まとめ 『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』はサクッと読めて、背中を押してくれる良書

というわけで、バフェット太郎さんの著書『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』を読んで、ヤル気になったお話でした。

基本的には、ブログの内容を体系立てて再構成した本です。
ブログの毒舌はそのままに、投資初心者・アメリカ株初心者にも分かりやすいよう、最初から順序立てて説明してくれます。

投資初心者はもちろん、クソダサい投資家を卒業したい人にもオススメです。

 

一緒にクソダサい投資家を卒業しましょう!

ではでは。

グッドラック!

2018-08-07アメリカ株

Posted by アキオ