長期保有の個別銘柄選考基準 〜この先も安定して稼ぎ続ける企業50選〜

2018-11-21

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

前回『暴落に負けないポートフォリオの作り方【長期で持てる16銘柄】』と題して、米国株配当再投資戦略向けにポートフォリオを組んだ話を記事にしました。
わたしが悩みに悩んで選んだ16銘柄を公開しています。(よければこの記事と合わせて読んでください😃)

ただ、前半の『ポートフォリオの組み方』の部分が最初に考えていたよりだいぶ長くなってしまいまして。
結果、”悩みに悩んだ”部分を十分に書ききれませんでした。
今回はその悩んだ部分、ポートフォリオを組むにあたって泣く泣く諦めた銘柄たちを中心に、銘柄選考時のポイントについてもう少し詳しく記録します。

銘柄選びの参考に、ぜひ!

 

わたしが選んだ16銘柄

先にサラッと、悩んだ末に選んだ16銘柄を紹介しておきますね。

景気循環を念頭に、生活必需品セクターが多めのディフェンシブなポートフォリオになっています。

 

景気循環
(セクター)
ティッカー 社名 CFマージン[%] 配当利回り[%] 連続増配年数
回復(情報技術) CSCO シスコ 27.70 3.00 35
回復(情報技術) IBM IBM 21.13 5.01 18
回復(情報技術) MSFT マイクロソフト 39.76 1.70 14
回復(情報技術) V ビザ 61.69 0.73 9
好況(資本財) LMT ロッキード・マーチン 12.69 2.68 15
好況(一般消費財) MCD マクドナルド 24.33 2.67 41
後退(エネルギー) XOM エクソンモービル 12.68 4.22 35
不況(ヘルスケア) JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン 27.54 2.61 55
不況(ヘルスケア) PFE ファイザー 31.34 3.16 8
不況(生活必需品) BTI ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 27.33 5.84 18
不況(生活必需品) DEO ディアジオ 25.36 3.02 29
不況(生活必需品) KO コカコーラ 20.07 3.35 55
不況(生活必需品) MKC マコーミック 16.87 1.49 31
不況(生活必需品) PG プロクター・アンド・ギャンブル 22.25 3.22 61
不況(生活必需品) WMT ウォルマート 5.66 2.06 43
不況(通信サービス) T AT&T 24.39 6.67 33 

*数字は2018年10月当時のものです

 

表を見てお分かりの通り、銘柄選びで特に重視したのは営業キャッシュフローマージンが高いこと(競争優位性が高いこと)と増配歴が長く配当利回りが高いこと(株主還元に積極的なこと)。

生涯を共に過ごす覚悟で選んだ16銘柄です。
会社のビジネスモデルや社会の構造がガラッと大きく変わってしまうようなことがない限り、もしくはもっと魅力的な投資先が現れない限り、毎月ちょっとずつこれらの銘柄を積み立てていきます。

参考記事:【バフェット太郎氏に学ぶ米国株高配当投資】わたしは”クソダサい投資家”なのか?

 

購入検討の最終候補たち50銘柄

この16銘柄を選ぶ前に米国会社四季報とかDividend.comとかアメリカ株投資ブログとか、、いろいろ見て良さげな会社をザッと100社か200社くらいピックアップしました。

そこから詳しい事業内容を調べたり、近年の業績に目を通したりして、、最終的に残ったのが下のリストの50社です。
先に紹介した、わたしの購入した16社は太字にしています。

 

ティッカー 会社名 セクター(大) セクター(小) 連続増配 配当利回り 配当性向 営業CFマージン 配当月 業務内容など
IBM IBM 情報技術 ITサービス&コンサルティング 18 5.01% 45.4% 21.13% 3,6,9,12 ITの古豪

ソーシャル・ネットワーク、モバイル、アナリティクス、クラウド、ビッグデータ分析、セキュリティ技術を戦略的必須事業として、選択と集中で復権目指す

AKAM アカマイ 情報技術 ITサービス&コンサルティング 0 0.00% 0.0% 32.00% CDNを中心としたITインフラの構築とコンサルティング
VRSN ベリサイン 情報技術 ITサービス&コンサルティング 0 0.00% 0.0% 60.32% 『.com』、『.net』などのトップレベルドメインを管理。その他、SSL証明書の発行など。インターネットのインフラ
V ビザ 情報技術 インターネットサービス 9 0.73% 21.8% 61.69% 3,6,9,12 2008年上場。Amazonの進出など、決済手段の未来が懸念
MSFT マイクロソフト 情報技術 ソフトウェア 14 1.70% 43.3% 39.76% 3,6,9,12 WindowsやOfficeソフト、Office365、AZURなど

GitHab買収でAmazonのAWSを追い上げ!

ORCL オラクル 情報技術 ソフトウェア 6 1.49% 24.8% 38.63% 1,4,7,10 データベースを中心としたビジネスソフトウェア
CSCO シスコ 情報技術 通信機器&ネットワーク 7 3.00% 49.4% 27.70% 1,4,7,10 ネットワーク機器メーカー。2010年までは無配
INTC インテル 情報技術 半導体 3 2.64% 28.8% 35.23% 3,6,9,12 世界最大の半導体企業。個人向けPCのCPUシェア8割
RTN レイセオン 資本財 航空宇宙&防衛 13 1.82% 34.9% 10.83% 2,5,8,11 ミサイル世界一
LMT ロッキード・マーチン 資本財 航空宇宙&防衛 15 2.68% 51.1% 12.69% 3,6,9,12 世界最大の軍事企業。

売上の大半はアメリカとその同盟国

MMM スリーエム 資本財 産業コングロマリット 59 2.98% 53.0% 19.71% 3,6,9,12 コングロマリット大手。スコッチブライトやポストイットなどの一般消費財も
UNP ユニオン・パシフィック 資本財 陸運貨物 & 物流 8 2.26% 41.2% 34.04% 3,6,9,12 アメリカ最大の鉄道会社
MCD マクドナルド 一般消費財 レストラン&バー 41 2.67% 60.7% 24.33% 3,6,9,12 世界最大の外食企業

フランチャイズからのロイヤリティが主な収入源

HD ホームデポ 一般消費財 小売 – ホームセンター & サービス 5 2.34% 43.0% 11.92% 3,6,9,12 アメリカ最大のホームセンター

アメリカの住宅市場から受ける影響大

LOW ロウズ・カンパニーズ 一般消費財 小売 – ホームセンター & サービス 55 1.99% 37.0% 7.38% 2,5,8,11 HDにつぐ、アメリカのホームセンター第2位
KHC クラフト・ハインツ 一般消費財 食品加工 4 4.47% 67.4% 2.01% 3,6,9,12 2015年に、チーズのクラフトとケチャップのハインツが合併してできた会社

食品業界で世界第5位

XOM エクソンモービル エネルギー 石油 & ガス精製 / 販売 35 4.22% 71.3% 12.68% 3,6,9,12 民間最大規模の石油会社。世界最大はサウジアラビア国営のサウジアムコ
CVX シェブロン エネルギー 石油 & ガス精製 / 販売 32 4.08% 54.8% 15.22% 3,6,9,12 XOMにつぐ、アメリカ第2位
RDS.B ロイヤル・ダッチ・シェル エネルギー 石油&ガス総合 6 6.07% 66.0% 11.68% 3,6,9,12 イギリスとオランダのADR

XOMに次ぎ、民間石油企業第2位

MRK メルク ヘルスケア 医薬品 6 3.14% 51.5% 16.07% 1,4,7,10 製薬大手
ABT アボット・ラボラトリーズ ヘルスケア 医薬品 45 1.66% 38.9% 20.34% 2,5,8,11 エスタブリッシュ医薬品や医療機器、栄養補助食品など

新薬開発部門はABBVへ分社。今後は心臓・血管系の医療機器に注力

GSK グラクソスミスクライン ヘルスケア 医薬品 0 4.97% 66.7% 22.92% 1,4,7,10 イギリス企業のADR

ワクチンに強み

JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン ヘルスケア 医薬品 55 2.61% 44.2% 27.54% 3,6,9,12 業務用の医薬品、医療機器から、バンドエイドやリステリン、ベビーローションなどコンシューマー向け製品まで揃った総合ヘルスケア企業。業界1位
PFE ファイザー ヘルスケア 医薬品 8 3.16% 45.5% 31.34% 3,6,9,12 医薬品大手

リーマンショック時に減配。M&Aで拡大続ける

ABBV アッヴィ ヘルスケア 医薬品 45 4.72% 48.9% 35.30% 2,5,8,11 2012年にABTの新薬製造部門から分社。バイオ製薬大手

2016年に特許切れした抗リウマチ薬『ヒュミラ』が売り上げの7割を占める

AMGN アムジェン ヘルスケア 医薬品 7 2.81% 37.8% 48.92% 3,6,9,12 バイオ製薬最大手
UNH ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 管理健康医療 8 1.38% 28.3% 6.76% 3,6,9,12 アメリカの医療保険最大手

自社株買いに積極的

PM フィリップモリス・インターナショナル 生活必需品 タバコ 10 5.11% 91.2% 31.00% 1,4,7,10 アメリカを除く世界各国でタバコを販売

マルボロ、ラーク、フィリップモーリス、IQOSなど

MO アルトリア 生活必需品 タバコ 9 5.07% 80.0% 19.24% 1,4,7,10 アメリカでタバコを販売(PMを分社)
BTI ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 生活必需品 タバコ 18 5.84% 70.8% 27.33% 1,4,7,10 イギリス株のADR。世界でタバコを販売

ダンヒル、ケント、ラッキーストライク、クール、gloなど

UL ユニリーバ 生活必需品 トイレタリー用品 2 3.27% 62.3% 13.58% 3,6,9,12 イギリスとオランダのADR。P&G、ネスレに次ぐ世界3番手

リプトンやクノール、ラックス、ダブ、AXEなど

CL コルゲート・パルモリーブ 生活必需品 トイレタリー用品 54 2.79% 55.6% 19.76% 2,5,8,11 世界最大の歯磨き粉メーカー。新興国でのシェアが高い
PG プロクター・アンド・ギャンブル 生活必需品 トイレタリー用品 61 3.22% 64.9% 22.25% 2,5,8,11 世界最大の日用品会社

ボールドやダウニー、ジレット、SK-II、パンパースなど、有名ブランド多数

CVS CVSヘルス 生活必需品 ヘルスケア施設 & サービス 10 2.74% 28.4% 4.33% 2,5,8,11 アメリカドラッグストア大手

M&AでPBMと医療保険に参入。自社株買いに積極的

BUD アンハイザー・ブッシュ・インベブ 生活必需品 飲料 – ビール 8 6.41% 104.8% 27.00% 5,12 オランダ株のADR。SBI証券で取り扱いなし

ビール世界シェア3割。バドワイザーやコロナビールなど

DEO ディアジオ 生活必需品 飲料 – 蒸留酒造 & ワイナリ 29 3.02% 62.1% 25.36% 4,10 イギリス株のADR

ウイスキーのジョニーウォーカーやビールのギネス、ウォッカのスミノフなど

PEP ペプシコ 生活必需品 飲料ー清涼飲料 45 3.35% 65.2% 15.73% 1,3,6,9 ペプシコーラ、ゲータレード、トロピカーナなどの清涼飲料の他に、ドリトスやマイクポップコーンのようなスナック菓子ブランドも保有
KO コカコーラ 生活必需品 飲料ー清涼飲料 55 3.35% 75.4% 20.07% 4,7,10,12 世界最大級のソフトドリンクメーカー

コカ・コーラ、ファンタ、スプライトなど

COST コストコ・ホールセール 生活必需品 小売 – ディスカウントストア 14 0.99% 33.5% 4.08% 3,5,9,11 年会費で稼ぐスタイル
WMT ウォルマート 生活必需品 小売 – 食品販売 & 流通 43 2.06% 43.2% 5.66% 1,4,6,9 世界最大の小売りチェーン

IT化推進中

ADM アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド 生活必需品 食品加工 42 2.87% 39.1% 3.63% 3,6,9,12 世界五大穀物メジャーの1つであり、大豆・トウモロコシなどの流通を司る
MDLZ モンデリーズ・インターナショナル 生活必需品 食品加工 4 2.59% 42.8% 10.01% 1,4,7,10 2012年にクラフトフーズから分離(その後クラフトフーズはハインツと合併)

ナビスコ、リッツ、オレオ、クロレッツなど

K ケロッグ 生活必需品 食品加工 13 3.39% 49.6% 12.74% 3,6,9,12 シリアルなど
MKC マコーミック 生活必需品 食品加工 31 1.49% 41.6% 16.87% 1,4,7,10 世界最大の調味料メーカー。スパイスやハーブなど
GIS ゼネラルミルズ 生活必需品 食品加工 14 4.38% 63.8% 18.05% 2,5,8,11 スナックやシリアルなど扱う食品会社大手

ハーゲンダッツやとんがりコーン、グリーンジャイアントなど

SO サザン・カンパニー 公益事業 公益企業 – 電力 16 5.32% 80.5% 27.77% 3,6,9,12 アメリカ南部の電力会社
NGG ナショナルグリッド 公益事業 公益事業 – マルチライン 0 7.61% 106.6% 29.53% 1,8 イギリスの送電、ガス配給会社

特別配当が多い

VZ ベライゾン 通信サービス 総合通信サービス 11 4.29% 51.7% 20.08% 2,5,8,11 AT&Tと並ぶアメリカの通信会社2強の一角

米Yahooを保有している

T AT&T 通信サービス 無線通信サービス 33 6.67% 56.8% 24.39% 2,5,8,11 VZと並ぶアメリカの通信会社2強の一角

ディレクTVやタイムワーナーなどのコンテンツ配信会社を買収

VOD ボーダフォン 通信サービス 無線通信サービス 23 12.42% 166.6% 29.20% 2,8 イギリス株のADR。欧州通信大手

*数字は2018年10月当時のものです
*上記の表はこちらのリンクからダウンロードできます excellent-companies.csv

 

上記50社は、購入に至らなかった34社も含めて、どれも長期保有に足る良い会社だと思います。
その中で、わたしが今回購入した16社とそれ以外の34社を分けたのが何か、改めて振り返り記録しておくのが今回の記事の目的になります!

 

購入の条件その1 キャッシュフローマージン15%以上で連続増配10年以上

まず大まかな絞り込みの条件として、キャッシュフローマージンが15%以上で、増配が10年以上続いている会社に注目しました。

キャッシュフローマージンと連続増配に関しては、先日の記事で詳しく書いているのでそちらをみてください。

参考記事:

 

キャッシュフローマージンは15%以上を目安としましたが、業種によって多少加減しています。

例えば、薄利多売になりがちな小売業や主な取引相手が国(支払いは国民の税金)である防衛関連企業などは、自社に十分な価格決定権がありません。
よって、キャッシュフローマージンは低めとなります。

上記のリストでは、、

小売:ホームデポHD、ホームセンター)、CVSヘルスCSV、ドラッグストア)、ウォルマートWMT、ディスカウントストア)など
防衛関連:ロッキード・マーチン(LMT)レイセオン(RTN)

が該当します。

 

株主還元への積極性については増配が10年以上続いているかで判断しました。

つまり、

10年以上増配が続いている = 2009年9月のリーマン・ショックでも減配しなかった = 株主還元に積極的で、かつ財務的に強い

という理解です。

連続増配10年未満の会社、例えばリーマン・ショック時に減配したファイザー(PFE)ユニオン・パシフィック(UNP)、リーマン・ショック以降に上場したビザ(V)や、同じくリーマン・ショック以降に配当を始めたシスコ(CSCO)に投資するなら、それなりの覚悟が必要かもしれません。
将来、同じような不況の際には減配、ひどい時には無配転落もありえるからです。

なお、連続増配が長くても配当性向の高い会社は要注意です。

 

購入条件その2 セクターの分散を意識、迷った時は業界最大手!

こちらも前回記事で触れたことですが、もう少しだけ詳しく。

長期保有が前提のポートフォリオなら、精神の安定のためにも投資先の分散は欠かせません。
この時、特に注意しなくてはいけないのは、投資先の業種やビジネスモデルが重複しないことです。

先日の記事と同じ例えですが、トヨタとホンダと日産に投資してもそれは良い分散とは言えませんね。
自動運転やドローンなど、技術があと少し進めば、従来の自動車は過去のものになってしまうでしょう。
その時の3社の株価はいずれも揃って残念なものになっているかもしれません。

 

わたしの50銘柄検討リストでいえば、ヘルスケア業界の製薬会社なんて選択に苦労しました。

ヘルスケアはこれまでも一貫して高い利回りを出してきたセクターです。
加えて、人口爆発が進む後進国と高齢化が進む先進国で医薬品の需要はますます高まるでしょう。
将来もますますの利回りが期待されるセクターです。

ヘルスケア関連銘柄は是非ポートフォリオに加えておきたい!
なんなら2社!!

と思っていました。

そのうちの1社はすぐに決まりました。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。

JNJはS&Pによるセクター分類では製薬会社となっていますが、実際は左にあらず。
外科手術に使われる医療機器からコンタクトレンズ(アキュビュー)、リステリン、バンドエイドといったコンシューマー向け製品まで扱う総合ヘルスケア企業です。
しかも、連続増配55年を誇る配当王。
投資先として申し分ありません。

ではもう1社は?というと、、
ワクチンに強いグラクソ・スミス・クライン(GSK)やバイオ製薬大手のアムジェン(AMGN)、JNJと同じくヘルスケア総合大手のアボット・ラボラトリーズ(ABT)、ABTのバイオ製薬開発部門が独立したアッビィ(ABBV)などなど。
どこも等しく魅力的で、決め手がありません。

ネットを見れば「医薬品のXXXXはYYYY社が作っていてZZZZ病の治療薬のシェアナンバー1!」なんて情報がたくさん出てきますが、身近にそのXXXX病の患者がいるわけでもなく、、いまいちピンときません。

結局最後は半ば投げやりに、製薬会社の中で近年もっとも売り上げの大きいファイザー(PFE)に決めてしまいました。

 

そんな具合で、他業界も防衛関連はロッキード・マーチン(LMT)、小売はウォルマート(WMT)、通信サービスはAT&T(T)、石油はエクソン・モービル(XOM)、酒類はディアジオ(DEO)、タバコはブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)、、と業界を代表するビッグネーム達がズラッと並ぶポートフォリオになりました。

最後の決め手が『業界最大手!』というのは少々安易な気もしますが、あながち間違いとも思えません。
何かしらの他社にはない強みがあって、今の位置にいるわけですから。

あとは選ぶ業界を間違えないことですね。

防衛やモバイル通信網、お酒なんかは今後も無くなることはないでしょう。
小売店や石油、タバコなんかはどうでしょうね?
もちろん5年・10年でどうにかなるとは思えませんが、30年後どうなってるかは、、楽しみですね。

少なくとも現在は間違いなくキャッシュをよく稼ぐ、優良企業たちです。

 

購入条件その3 地域の分散も考慮する

今回の投資方針はわかりやすく『米国株配当再投資戦略』としていますが、実際は一部ヨーロッパの会社が含まれています。
主にイギリスですね。

アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)はオランダに、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)ユニリーバ(UL)はイギリスとオランダに本社があります。
グラクソ・スミス・クライン(GSK)ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)ディアジオ(DEO)ナショナルグリッド(NGG)ボーダフォン(VOD)もイギリス。

いずれもADRとしてニューヨーク証券取引所に上場している会社です。

BUD以外は国内証券会社の中で手数料最安のSBI証券で購入可能です。
BUDが欲しい場合はADRの取り扱いが豊富な楽天証券が良いでしょう。

参考記事:【証券会社比較】SBI、楽天、マネックス、、アメリカ株投資に最適なのはどこ?

 

上に挙げた企業の中からBTIとDEOの2社は実際にわたしのポートフォリオの16銘柄にも選ばれています。

タバコもお酒も長い間、人の生活に深く結びついた習慣です。
そんな製品・会社の株が欲しくて投資することを決めたわけですが、それに加えて投資先の地域的な分散効果もこの2社には期待しています。

 

なお、銘柄選びの際は本社の位置だけでなく、その会社が売り上げを上げている地域も考慮しました。

例えば、タバコ大手のアルトリア・グループ(MO)は全売り上げをアメリカ国内だけであげています。
(というか正確には、アメリカ国内をMO、アメリカ国外をフィリップ・モリス(PM)と、もともと一つだった会社を2社に分けたわけですが)
地域的に偏りのあるMOと比べて、BTIは世界中からバランス良く利益を上げています。
この点はわたしがMOではなくBTIを選んだ理由の一つです。
BTIの配当性向や配当利回りも、もちろん魅力的ではありますが。

 

もう一つ例を挙げるなら、検討段階ではホームセンター大手のロウズ・カンパニー(LOW)やドラッグストア大手のCVSヘルス(CVS)にも心惹かれていました。
が、この2社はいずれもアメリカ国内(もしくはカナダの一部を含めた北米地域)のみでビジネスをしている会社だったため、購入を見送りました。
もちろん、小売はウォルマート(WMT)という王様がおり、それ以外の会社が入る余地は少なかったという理由もあります。

また、ナショナル・グリッド(NGG)サザン・カンパニー(SO)といった公共企業も安定して高配当という点でかなり魅力ありますが、同様の理由で断念しています。

 

おまけ 情報技術セクターは大混戦だったが、結局は王道に落ち着く

最後に情報技術セクターのお話を少々。

わたしは本業がソフトウェアエンジニアということもあって、IT関連には造詣が深いです。

そんなわたしが選んだ4社が、シスコ(CSCO)IBM(IBM)マイクロソフト(MSFT)ビザ(V)というのは少々面白みに欠けるでしょうか?

いずれも押しも押されぬ大企業で、特にビザを除く3社はバリュー投資銘柄として定番とも言える会社たちです。

リストにもある通り、アカマイ(AKAM)ベリサイン(VRSN)、他にもレッド・ハット(RHT)カノニカル(非上場、2019年にIPOを予定)、VMware(VMW)のような一般的にはあまり知られていない会社も検討してみたんですが、、
やっぱり王道の会社と比べると、わずかに見劣りする点があったり何らかの不安があったりで、あえて王道を外れるほどの理由が見つけられませんでした。

(そんなことを思っているうちに、2018年10月末にIBMがRHTの買収を発表しましたね。どんなシナジーを発揮するのか、楽しみです。)

 

そんな中で、今でもベリサイン(VRSN)は面白い投資先だと思っています。

直近のキャッシュフローマージンは60%を超えており、総じてキャッシュフローマージンが高い傾向にある情報技術セクターの中でも群を抜きます。
業務内容としても、トップレベルドメインの管理やSSL証明書の発行など、インターネットの根幹を支えるインフラを提供しておりインターネットが存在する限り安定してキャッシュを稼ぎ続けるでしょう。

ただ一つ、惜しむらくは配当がないこと。
現時点でVRSNは無配です。

今後、VRSNが配当を出すかは不明ですが、出すのであれば是非ともポートフォリオに加えたい会社です。

 

一方で、アルファベット(GOOGL)やフェイスブック(FB)などのグロース銘柄は、『米国株配当再投資戦略』の趣旨から外れるため今回はスコープに入っていません。

 



まとめ ポートフォリオが出来るまで

そんなわけでまとめです。
以下のような流れで無事、ポートフォリオができました。

ポートフォリオが出来るまで

  1. 会社四季報とか見て、ザッと良さそうな会社を並べる
  2. 会社の事業内容と業績・配当歴などの数字を確認
  3. 欲しい業種を絞る(わたしの場合は飲酒や喫煙、ヘルスケアなど、人の生活と深く結びついた業種が中心)
  4. 銘柄選択で迷った時は、その業種を代表するようなユニークな会社をチョイス

 

今後はこの16銘柄を、バランス取りつつ毎月ちょっとずつ積み立てて行くことになります。
基本的にはバイ&ホールドで握りっぱなしの予定です。

とは言っても、会社も世の中も変わっていきますから、その時が来たらためらわず売却・入替え出来るように常にアンテナは張っておく必要がありますね。

わたしは、今回は「配当がない」という理由で断念したベリサイン(VRSN)、SBI証券やその他日本の証券会社で取り扱いがないため諦めたネスレ(SWX: NESN)ロシュ(SWX: ROG)アンハイザー・ブッシュ・インベブ(DUB)カノニカル、、なども引き続きウォッチリストに入れて、継続観測していきます!

*2018年11月にDUBは減配を発表しました。。😢

 

ではでは。

2018-11-21アメリカ株

Posted by アキオ