少額でも早く始めよう! 投資初心者は長期の運用で複利を使うべし
こんにちは! 育休パパのアキオ(@hiroakio97)です。
先日『初めての投資、資金はいくら用意すればいい? とりあえず5万円くらいからがオススメ』という記事のなかで、
「最初は運用資金が少なくても良いから、とりあえず取引を始めて将来に備えて経験を積みましょう!」
といった趣旨のことを書きました。
今回は、投資経験云々を抜きに、資産面でも運用は早めに始めておいたほうが良いですよ!というお話。
キーワードは『再投資』と『運用期間』、そして『複利』です。
複利ってなに?
よく「もう少し元手が貯まったら投資にチャレンジしてみたいんだよねー」なんて人を見かけます。
これ、間違いです!
将来 投資を始めるつもりなら、たとえ少額でも今すぐに始めた方がいい!
理由はより長い期間、複利で運用できるから。
ここでちょっと例え話を。
年に1回、とっても美味しい卵を一つだけ産むニワトリがいるとします。
卵が大好きなAさんは、毎年その卵をオムレツにして食べるのが生きがいです。
A : こんな美味しいオムレツを毎年食べられるなんて、サイコーだ!😋
一方、同じくニワトリを飼っているBさんも卵が大好き。
でもAさんと違うところが1点あります。
Bさんは複利の効果に気づいたんです。
その年、Bさんは食べたい気持ちをぐっと堪えて、ニワトリが産んだ卵を大事に育てました。
卵から孵ったヒヨコはすくすく育ち、Bさんのニワトリは2羽になります。
翌年、2羽のニワトリは2つ卵を産みました。
まだまだ、Bさんは食べません。ニワトリは4羽に増えました。
こうしてBさんのニワトリは最初の1羽から、2年で2羽、3年で4羽、4年で8羽、、、と増えていきます。
その後も順調に増えてゆき、10年目にはついに512羽に。(2の10乗ですね。)
512羽のニワトリは翌年、512個の卵を産みました。
10年間我慢してニワトリを増やしたBさんは、毎日美味しいオムレツを食べて幸せに暮らしましたとさ。
B : こんなに美味しいオムレツを毎日食べられるなんて、複利ってスゲー!🤑
これが複利です。
いわゆる ネズミ算式に増える ってやつですね。
投資に当てはめるなら、最初の1羽のニワトリが元本。
卵が利子で、ニワトリの数が資産です。
ニワトリ1羽が毎年1個の卵を産むので、資産は毎年倍になります。
つまりこの例だと年利(資産に対して1年間に発生する利息の割合)は100%。
Aさんが毎年 利子(卵)をパッと使って(食べて)しまったのに対し、
Bさんは10年間に渡って利子を再投資し続けたというわけです。
ニワトリの例では、Bさんが再投資した利子(卵)は1年後新たな利子(卵)を生みます。
このように再投資された利子に再び利子が発生することを複利と呼びます。

複利では年を追うごとに得られる利子が大きくなるのがわかります。
いずれ元金を超える額の利子がつくようになるでしょう。
資産が新たな資産を生む、雪だるま式に増えていく状態です。
(自分も早くこうなりたいです。。)
対して、元本のみに利子がつく方法は単利と呼ばれます。
利子を再投資しなかった場合も同様ですね。
(たとえば株式の配当を再投資せずそのまま口座に保管した場合、など)

運用期間は少しでも長く! 利率は高く!
たとえば100万円を年利3%で運用した場合、単利と複利ではこんなに差がつきます。
最初の10年ほどは複利と単利で大きな違いはあまりありません。
が、運用期間が長くなるにつれ徐々に差が開いていきます。
単利では元金の100万円が倍の200万円になるまで34年かかるのに対し、複利では24年です。
複利の持つ力の強さと私が少しでも早い運用開始をオススメする理由、わかっていただけたでしょうか?
ちなみに、この3%という年利はけっこう保守的な数字です。
超低金利の現在でも配当利回りだけで3%を超える日本株銘柄は多くあります。
時期によっては定期預金の金利ですら3%を超えるでしょう。(バブル期は8%近かったと聞いています)
というわけで、次は利回りによる資産増加速度の違いを見てみましょう。
以下の通りです。
わずか2%が、20年・30年後に大きな違いを生み出していることがわかります。
つまり、少しでも早く・少しでも利回りのいいものに投資しすること、投資で得た利益は再投資すること、この2点が大切なんです。
世界中誰もが認める最高の投資家 ウォーレン・バフェットは、1セント硬貨を拾って「10億ドルへの第一歩さ」と言ったそうです。
粋ですね。
そんな彼の1965年から2015年までの50年間の運用利回りは平均して年間約20%。
(書籍『バフェットからの手紙』より)
年利20%で50年間運用すると、元手は何倍になるか想像できますか?
なんと 9,100倍 です!
すごいですね。。
彼に100万円預ければ50年後には91億円になってるワケです。
ちなみに、こうして複利と時間の力を知るとムダ遣いできなくなりませんか?
だって、今日買った最新スマートフォン、うまく運用していれば20年後にはタワーマンションになってたかもしれないんですから。。
長期の運用には積立投資がオススメ
複利と時間を味方に付けることで大きく資産が増えること、わかっていただけましたね?
「でも、いきなり100万円も投資の元手がないよ!」って方、じゃあ月に3万円ならどうでしょう?
例えば月3万円ずつ 30年間積立た場合、30年間の総投資額は1,080万円(=30,000円×12ヶ月×30年)になります。
これを積立てつつ年利7%で運用していると、いくらになると思いますか?
なんと、3,400万円です!
積み上げてきた元金が3倍以上に殖えています!!
30歳から30年間積立れば、ちょっとした老後資金になりますね。
このように毎月少額ずつ 機会分散しながら投資することで高値づかみのリスクを下げつつ、複利の効果を最大限活用する投資法を積立投資といいます。
以前別記事で紹介した通り、別名を『ドルコスト平均法』と言い10年、20年といった長いスパンで確実に利益をあげることができる投資方法です。
株を積立投資するのであれば、カブドットコム証券のプレミアム積立がオススメ。
さらに「銘柄選ぶのもメンドくさい。AIが適当に決めてくんない?」なんて人にはロボアドバイザーNo.1のウェルスナビが良いでしょう!
仮想通貨で積立投資をするなら国内ではZaifが唯一の手段です。
まとめ
と言うわけで、投資初心者は複利と時間を最大限生かして確実に資産を増やしましょうというお話でした。
ウォーレン・バフェットはこんな言葉を残しています。
Life is like a snowball.
The important thing is finding wet snow and a really long hill.
出典元 : スノーボール ウォーレン・バフェット伝
つまり「人生は雪玉だ。長く転がすほど大きくなる」ってことですね。
ではでは。
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