「ロスカットってなあに?」初心者必見! FXの基礎知識

こんにちは! 育休パパのアキオ(@hiroakio97)です。
株価、低迷してます。。
私は積み上がっていた含み益が半減です。
悲しいですね。
この下げが一時的なものなのか、長い低迷に突入するのか、、予想もつきません。
為替も徐々に円高に動き出しています。
保有銘柄の整理が済んだら、あとはこれ以上含み益が減らないことを祈りつつ嵐が過ぎ去るのを待つのみです。
「でも相場が動いてるのに、ただ眺めてるだけじゃさみしいな。。」
というわけで、前から興味のあったFXを始めてみよう!というのが今回の趣旨です。
私自身の勉強も兼ねて、FXにまつわるアレコレをざっとまとめてみました!
今回は基礎編です。知らない言葉がいっぱいあったので、サクッと調べてみましたよー。
FXって?
Foreign eXchange の略、直訳すると外国為替のことです。
正確には外国為替証拠金取引と言います。
外国為替は分かりますよね?
ドルとか円とかユーロとか、そういうやつです。(適当🤗)
証拠金取引はどうですか?
あまり馴染みない言葉ではないでしょうか?(私は知りませんでした。)
マネックス証券の解説がわかりやすかったので 詳しくはそちらを見ていただきたいのですが、簡単に説明すると『証拠金を担保に、小さな資金で大きな金額の取引を行える仕組み』のことです。
この”小さな資金で大きな取引をする”ことを、テコの原理になぞらえてレバレッジと呼びます。
FXではなんと最大で25倍のレバレッジを効かせることができるのです。
というわけで、証拠金取引を使ったFXの特徴
FXの特徴
- 最大25倍のレバレッジ(少ない元手で稼げる!)
- 『売り』から入れる(下落相場でも稼げる!)
- 月ー金なら24時間いつでも市場が開いてる(始業前でも残業後でも、いつでも稼げる!)
- 差金決済なので1日に同一通貨ペアで何度も取引できる(スキャルピング・デイトレで稼げる!)
もちろん、レバレッジは諸刃の剣です。
少ない元手で大きく稼ぐこともあれば、大きな損失を出すこともありますのでご注意を。
こんな親切な説明動画もありましたよー。
証拠金維持率とロスカットって?
「証拠金を担保にレバレッジを利かす」って具体的にどういうことでしょう?
具体例を交えて説明します!
証拠金取引の例
10万円の証拠金を用意するとします。
仮に現在のレートを1ドル=100円としましょう。
この状態でフルにレバレッジを効かせて『買い』ポジションを取ると、2.5万ドル(=250万円)保有することができます。
『買い』ポジションを取っている間に為替レートが変動し、1ドル=101円になったとします。
すると保有していた2.5万ドルの価値は、252.5万円に上がります。
差額の2.5万円が含み益です。株式取引と一緒ですね。
ここで決済しポジションを解消すると、証拠金を担保に借りていた250万円はFX業者へ返還され 2.5万円の利益が確定します。
10万円の投資で2.5万円のリターンですから、25%の利回りです。すごいですね!
もちろん、投資のリターンはリスクの裏返し。
逆に為替レートが1ドル=99円になれば、2.5万円の損失となります。
1ドル=98円なら5万円の損失。
97円なら7.5万円。
96円だと、、、損失は10万円!
はじめに用意した証拠金10万円を丸々失うことになります。
ここからさらに1銭でも下がれば、そこからは借金です。
通常、そうなる前にFX業者による強制ロスカットが発生します。
初心者投資家が元手(証拠金)以上の損失を出さないよう、業者が強制的に損切り(ロスカット)する仕組みです。
この強制ロスカットのおかげで、通常の相場では借金が発生することはありません。
が、東日本大震災のような大規模な災害、リーマン・ショックのような金融危機、テロや戦争、外交・政治的な事件、、などなど為替相場が大きく動く際には業者のロスカットが間に合わず、投資家が大きな借金を負うケースも多くあります。
証拠金維持率
「FX怖い。。」となった方、正しい反応だと思います。
普通の株式現物取引であれば、明日 首都直下型地震が発生しようが隣国が核攻撃を仕掛けてこようが1日で資産がゼロになるようなことはありません。
当然 借金も発生しません。
でも、これがFXではあり得るんですね。
先ほどの例では話をシンプルにするため、証拠金10万円でフルレバレッジの取引を行いました。
でも本当はこんな取引すべきではありません。
株取引だって相場の変化に対応するための余力はいつも残しておくものですよね?
常に全力で全財産突っ込んだりはしないでしょう?
これはFXでも同じこと。
取引に熱中しても自分の資産状況を見失うことがないよう証拠金維持率という指標が使われています。
証拠金維持率証拠金維持率 = 時価評価額 ÷ 必要証拠金 × 100
時価評価額 = 証拠金 + 含み益
必要証拠金 = 為替レート × 保有数 ÷ 最大レバレッジ(通常は25)
時価評価額は元手(証拠金)と確定前の損益を合計した額です。特に説明不要ですね。
かたや、必要証拠金はそのポジションを維持するのに最低限必要な証拠金の量です。
仮に1ドル=100円の時に10万円の証拠金で1万ドルのポジションを持ったとします。
その場合、時価評価額は100,000円(= 証拠金 100,000円 + 含み益 0円)。
必要証拠金は40,000円(= 為替レート 100円/ドル × 保有数 10,000ドル ÷ 最大レバレッジ 25)です。
つまり、この場合の証拠金維持率は250%となります。
次に、このポジションを保持したまま為替が1ドル = 99円に下がった場合。
時価総額は90,000円(= 証拠金 100,000円 + 含み益 ー10,000円)。
対して必要証拠金は39,600円(= 為替レート 99円/ドル × 保有数 10,000ドル ÷ レバレッジ 25)。
証拠金維持率は227%に下がります。
以降 為替が1円下がるごとに証拠金維持率も22.73%ずつ低下してゆき、1ドル = 93.75円まで円高が進行したところで証拠金維持率は100%に達します。
これより更にドルが下がると、ポジションを維持することができなくなります。
担保になる証拠金が足りないためです。
FX業者によりラインは様々ですが、証拠金維持率が100%を割るとマージンコール(追証)と呼ばれる「証拠金を追加してください」という警告が発せられたり、場合によっては強制ロスカットが執行されます。
一般的に証拠金維持率は最低でも200%以上をキープするのが望ましいと言われています。
スプレッドって?
よくNHKのニュースなどで「東京外国為替市場、本日の円相場は昨日よりも50銭円高ドル安の1ドル 107円82銭から83銭で取引されています」とか言ってますね。
これがスプレッドです。
私はてっきり「この日の高値が107円83銭で、安値が107円82銭です」という意味だと思っていました。
が、どうやら間違っていたようですね。(恥ずかしい😱)
正しくは「『買い』だと107円83銭、『売り』だと107円82銭です」ということ。
例えば、先ほどの例の通り”1ドル 107円82銭から83銭で取引”されている時に、ハワイ旅行の為 10万円をドルに両替する(ドルを買う)と927ドル39セントになります。
直後、旅行がキャンセルになりドルを円に両替しなおす(ドルを売る)と9万9991円になります。
差額の9円はどこへ消えてしまったかというと、両替屋さんの手数料となっているのでした。
これがスプレッドです。
後述の通り、スプレッドはFX業者や両替する通貨などの条件で変動します。
スプレッドは両替には避けることができないコストです。
FXで勝つためには、最低限このスプレッド以上稼ぐ必要があります。
なるべくスプレッドの幅が狭い条件で取引しましょう!
通貨ペアによって異なるスプレッド
スプレッドは両替する通貨によって大きく異なります。
基本的にはドル/円やユーロ/ドルのようなメジャーな通貨ペアは、取引量が多く値動きも安定しているためスプレッドの幅は小さいです。
一方、トルコリラ/円のようなマイナーな通貨ペアではスプレッドの幅は広くなっています。
FX業者によって異なるスプレッド
通貨ペア以外にもスプレッドの幅が変わる条件があります。
FX業者と取引時の相場環境です。
SBI FXやDMM FX、GMO証券、JFX、外為ドットコムなどなど、国内には多くのFX業者が存在します。
その多くが「業界最狭クラスのスプレッド!」を謳っているわけですが、、注意が必要です。
ドル/円では多くの業者がスプレッド0.3銭と横並びですが、その他通貨ペアでは各社 得手不得手があるようです。
また、経済指標の発表やテロ・災害などで相場が大きく動く際は、ドル/円ペアでもスプレッドが広くなったりします。
状況に合わせて一番スプレッドの狭い業者を選択するのが良いようです。
ロング/ショートって?
ロングとショート、FXや先物でよく聞く言葉ですね。
ロングが『買い』、ショートが『売り』を意味します。
値下がりを予測して『売り』で入ること(空売りすること)を、「ショートポジションを取る」とか 単に「ショートする」なんて言います。
由来は諸説あるようですが、海外でも使われる一般的な表現です。
ちなみに、似たような投資関連の表現で強気/弱気を意味するブル(雄牛)とベア(くま)などがあります。
アベノミクスのような上昇局面で好パフォーマンスを発揮する強気な投資信託をブルファンド、反対に下落・調整局面に強い投資信託をベアファンド、なんて言ったりも。
こういう海外の例えや表現って新鮮で面白いですよね。
スワップポイントって?
通貨ペア間の金利差から発生する損益のことをスワップポイントと呼びます。
現在 日本の政策金利は0.1%。一方、アメリカは1.5%。
金利差は1.4%。
仮にFXではなく外貨預金で1年間ドルを銀行に預けていればこの1.4%が利息として得られたわけです。
ではFXだとどうかと言うと、代わりにこのスワップポイントが発生します。
先程までの例と同様、1ドル=100円の時に10万円の証拠金で1万ドルのポジションを持ったとします。
仮に、1年間 為替に変動がなくこのポジションを維持し続けたとすると、1万ドルに対して1.4%、つまり1万4000円(=140ドル)を1年間の日数365で割った分、およそ38円が毎日付与されます。
この値は概算で、詳しくは為替の動向やFX業者によって日々変わっていきます。
銀行の利息や株式の配当のように もらえると嬉しいスワップポイントですが、利息や配当と違う点が一つ。
それは通貨ペアの条件によって、スワップポイントはマイナスになることもあると言う点です。
現在 日本の金利はとても低いので、日本円と他の通貨ペアに『買い』ポジションを取ればほとんどのケースでスワップポイントはプラスです。
裏返せば、『売り』ポジションをとった場合、スワップポイントは逆転してマイナスになるということ。
また、日本円を含まない通貨ペア 例えばユーロ/ドルなどの通貨ペアを売買する場合も気をつける必要があるでしょう。
まとめ
というわけで、FX基礎知識編でした。
新たに調べてわかったことがあれば随時追記していきますね!
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ではでは。
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