ファミリーリンクで子ども(13歳未満)用のGoogleアカウントを作る!【はじめてのスマホに】
こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。
突然ですが、小学校1年生のうちの息子、写真が大好きなんですよね。
4歳の誕生日に子ども用のデジカメを買い与えて以来、お出かけの度に写真を撮りためておりました。
親のわたしもカメラが好きなので、息子が写真撮ること自体は良いんです。
子どもと一緒に楽しめる趣味はいいもんです。
ただ、ひとつ困るのは撮った写真の扱い。
子どもは似たような写真を大量に撮るし、撮った後に自分で整理なんてしないから。。😓
「溜まる一方で、見返される機会もない写真たちをなんとかしたい!」
そこで導入したいのがGoogleフォト。
Googleフォトなら容量制限なしで大量の写真も無限に保存できるし、検索機能も優秀です。
さすがGoogle!
それに加えて、息子は最近「自分のケータイが欲しい🤗📱」なんて言いだしました。
私たち親を含め、周りの大人たちがみんな使ってますからね。
子どもがスマホに関心を持つのも無理からぬことです。
それで、わたしの機種変で使われなくなった古い端末(iPhone6)を7歳の誕生日にプレゼントしようか、ということになりました。
そこで問題が2つ、、
ひとつは『そもそも7歳の子どもにスマホを渡すのが良いことなのか?』ってこと。
わたしが子どもだった頃はスマホどころか、まだ携帯電話すらありませんでした。
PCがようやく一般家庭に浸透しだした時代です。
だから、スマホが子どもにどんな影響を与えるのか、情報やテクノロジーとの付き合い方をどんな風に教えていけば良いのか、、親のわたしもよく分からないんですよね。
その辺のことはまた別の記事でまとめます。
そして、もうひとつの問題はもっと単純で実践的なこと。
Googleのウェブページを通したオーソドックスなやり方だと、13歳未満の子どもはGoogleアカウントを作れないんです。
(写真好きの息子にGoogleフォトを使わせたいので、Googleアカウントが必要)
わたしも一度は諦めかけたんですが、いろいろ調べてみたら『ファミリーリンク』というGoogle製のアプリが解決してくれました。
便利なアプリなので皆さんにも紹介します!
Googleアカウントの年齢条件
写真はGoogleフォトで保存・共有し、メールはGmail。
Googleマップで道を調べて、スケジュール管理はGoogleカレンダー、動画を見るのもYouTube。
その他にも、検索、翻訳、ケータイ(Android)、スピーカー(Google Home)、、みーんなGoogleです。
「もう、Googleなしでは生きていけない。。」
わたしを含め、そんな人、多いんじゃないでしょうか?
好むと好まざるとにかかわらず、Googleが提供する各種サービスは私たちの生活に欠かせないものになっています。
そして、これらのサービスを使うのに、欠かせないのがGoogleアカウント。
Androidスマホの最初のセットアップで作った人なんかも多いんじゃないでしょうか。
そんなGoogleアカウントですが、作成に条件があることをご存知ですか?
それは年齢が13歳以上であること。
(国によって異なります。日本やアメリカなど、多くの国では13歳以上ですが、規制の厳しいヨーロッパでは16歳以上としている国もたくさんあるもよう。)

この規約を知らず、通常のウェブの”アカウントを作成”リンクから13歳未満の子ども向けのアカウントを作ろうとすると、、
Google先生に怒られてしまいます。

「じゃあいっそ、年齢を詐称してアカウント作っちゃおうか、、」、「親のアカウントを子どもに使わせちゃう?」なんて邪な考えが頭をよぎりますが、ちょっと待ってください。
そんな時こそ『ファミリーリンク』の出番です!
『ファミリーリンク』って?
ファミリーリンクはGoogleのサービスのひとつで、使うと保護者が子どもに代わって子ども用のGoogleアカウントを作成・管理できるようになります。
具体的には以下のことができます。
ファミリーリンクでできること
- 子ども用のGoogleアカウントの作成
- 保護者による、子ども用アカウントの削除やパスワード変更
- 子どもの年齢に応じたフィルタリング
ウェブでの検索結果やGoogle Play上のコンテンツ(音楽や映画、Androidアプリなど)、YouTubeの動画などから、露骨な性描写や暴力表現が含まれるものをフィルタリング - 子どものAndroid端末上のGoogle Playコンテンツ(音楽や映画、Androidアプリなど)の管理
ダウンロード前に親の承認が必要になる、子どもの端末内のコンテンツを確認・削除できる など - 子どものAndroid端末のアクティビティログの取得
端末の位置情報や各アプリの使用時間などを把握できる - 子どものAndroid端末の使用をリモートで制限
あらかじめ決められた勉強や就寝の時間に端末をロックできる。「20時以降、YouTubeとゲームは禁止!」のように、特定のアプリを制限することも可能
などなど
子どもにAndroid端末を持たせることに主眼を置いたサービスのようですね。
わが家のように「iPhoneでGoogleのサービスを使いたい」ってケースでは、残念ながらファミリーリンクの機能を最大限 活かすことはできません。
それでも、『子どもがGoogleの各種便利サービスを使える』こと、『ウェブ検索やYouTubeにフィルタリングが働く』ことは大きなメリットです。
ちなみに、GoogleとAndroid端末にGoogleアカウントがあるのと同じように、iPhoneにはApple IDがあります。
子どもの年齢に応じたフィルタリングや機能制限は、iPhone&Apple IDでも可能です。
ただし、アプリ毎の使用制限やアクティビティログの取得は、2018年8月現在のところiPhoneではできません。
「子どもにスマホを!」という点では、GoogleがAppleを半歩リードといった感じでしょうか。
とは言え、スマホの分野で長年、抜きつ抜かれつを繰り返してきた両社です。
次に端末を買い替える頃には、状況は変わっているかもしれません。
なお、ファミリーリンクの詳細が気になる方は、合わせてGoogleのページもご覧ください。
ファミリーリンクを使った、子ども用Googleアカウントの作り方
ファミリーリンクの紹介が済んだところで、実際にファミリーリンクを使って子ども用のGoogleアカウントを作る手順を説明します。
とはいっても、アプリをインストールしたら後はガイダンスに従うだけなので簡単にできます。
かかる時間は15分くらいかな。
まずは事前に用意しておくもの。
ファミリーリンクに必要なもの
- 保護者用のスマホ(Android端末かiPhone)
- 保護者用のGoogleアカウント
- 保護者のGoogleアカウントと紐付いたクレジットカード
- (もしあれば)子ども用のAndroid端末
保護者のスマホが必要な点が要注意です。
PCではファミリーリンクは使えません。
子ども用アカウントの作成作業はウェブブラウザではなく、スマホアプリで行います。
クレジットカードは保護者の本人確認の為に使われます。
支払いは発生しませんのでご安心を。
次に、子ども用Googleアカウントの作成手順。
子ども用アカウントの作成手順
- 保護者用のスマホにファミリーリンクアプリをインストール
- ファミリーリンクを起動して、保護者のGoogleアカウントでログイン
- 保護者端末のファミリーリンクで、子ども用のGoogleアカウントの作成
- 子ども用アカウントができたら、そのアカウントで子ども用のAndroid端末か適当なウェブブラウザでログイン
- 子ども用アカウントの制限事項やルールを設定する
手順3.を終えた時点で、子ども用のGoogleアカウントは完成しています。

もし「子ども用のGoogleアカウントが作れればそれでいいっす! 子ども用のAndroid端末は持ってないし、有害コンテンツのフィルタリングにも興味ないんで!!」ってことなら、作業はこれで完了です。
手順4.では、子ども用のAndroid端末に新しいアカウントでログインすることを求められます。

子ども用のAndroid端末を用意してる人は、ファミリーリンクのガイダンスに従って作業を続けましょう。
うちのように「iPhoneなんけどGoogleのサービスを使わせたい」みたいな場合は、いったんファミリーリンクのアプリを終了して、適当なスマホやPCのウェブブラウザから新しいアカウントでログインしてみてください。
ログイン後、再度ファミリーリンクのアプリを立ち上げ、アプリのホーム画面へ戻ります。
すると、こんな具合で手順4.をスキップして、手順5.のコンテンツフィルタなどアカウント毎の設定ができるようになります。

上の例ではMacbookのChromeを使って一度ログインしました。
最後に、子ども用のアカウントの細かいイロイロを設定して、端末を子どもに渡せばミッションコンプリート!
とてもたくさんの設定項目がありすが、Googleアカウントを作った目的や子どもの年齢など、各家庭の事情に合わせてベストな設定を探っていきましょう。
わが家では基本的に、制限できるところは可能な限り制限しています。
不便や不満があったら、その都度 親子で話し合って、ひとつずつ制限を取っ払っていく方針です。
まとめ アカウントは簡単に作れる。でも適切に使うのは。。
というわけで、保護者の管理の下、子ども用のGoogleアカウントを作る方法でした。
アプリを使って、簡単に新しいアカウントができましたね。
でも、本当に悩ましいのはこの先です。
参考記事:【子どもにスマホは必要か?】小学校1年生の子を持つ現役ソフトウェアエンジニアが考えたこと
歴史的にみても、子どもとITの関わりはまだ始まったばかり。
まだしばらくは、親と子ども、揃って手探りの運用が続くものと思われます。
親子で良いITライフを!
ではでは。
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