なかなか当たらない! 抽選でIPO株を狙う時に気をつけるべき3つのポイント
こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。
ローリスク・ハイリターンな投資として人気のIPO株ですが、その人気のせいでなかなか手にすることはできません。
今回は「ここに気をつければIPO株当選の確率倍増!」というポイント3点をまとめます!
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私自身のIPO株当選歴
まず最初に断っておきたいのですが、私自身IPO株の抽選に当選した経験はありません。
(いきなり話をひっくり返すような書き出しで申し訳ありません。。)
ですが、証券会社の裁量配分でIPO株を入手、売買した経験があります。
そのことを記事にした際、抽選について調べててわかったことをまとめてできたのがこの記事です。
「抽選よりももっと確実にIPO株をゲットしたい!」という方は別記事『IPO株が欲しい! 抽選と大手証券会社の裁量配分、オススメの方法はどっち?』をご覧ください。
IPO株当選のコツ
という訳で、当選に関して自身の具体的な経験を語ることはできないのですが、世間で一般的に言われていることをザッとまとめてみました。
IPO株の抽選に臨むポイント
- 主幹事を務める証券会社に申し込む
- なるべく沢山の証券会社・証券口座を使って申し込む
- 各証券会社の抽選方式を理解した上で、自分にあった証券会社に申し込む
以下、各ポイントについて深掘りしていきます。
ポイント1 まず主幹事に申し込め!
まず「主幹事って何よ?」ってかんじですよね。
先日の記事にも書いた通り、会社が新規上場するためには証券会社の協力が不可欠です。
この証券会社は幹事証券会社と呼ばれます。
中でも中心的な役割を果たすのが主幹事証券会社で、IPOはその主幹事となった証券会社が取り仕切ります。
主幹事を務めるには大きな信頼と資本が必要です。
日本証券業協会によると現在日本には265の証券会社があります。
が、その中で主幹事を務められるのは野村證券や大和証券のような大手数社のみです。
んで、主幹事はIPOの事務手続きを一手に引き受ける対価として、大量のIPO株を割り当てられます。
例えば、2016年 LINEのIPOの主幹事を務めたのは野村證券です。
LINEは上場時、日本国内だけで1,495万株を公開しました。
そのうちの66.5%を主幹事である野村證券が引き受けています。
およそ1,000万株が野村證券を通して、その顧客の手に渡ったのです。
次点は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で13.9%、その次がみずほ証券 5.3%。
その他の証券会社は軒並み2−1%程度の割り当てしかありません。
1,000万株の当たりくじをもつ主幹事・野村證券と22万株だけのその他証券会社、どちらの抽選を優先すべきかは明らかですよね?
IPO株が欲しければ主幹事を務める証券会社に申し込むのが一番です!
ポイント2 なるべく沢山の証券会社・証券口座を使え!
先のポイント1では「主幹事の抽選に参加しろ!」と言いました。
主幹事は株数がケタ違いなので、当選確率が高いからです。
でもこれで終わらないのがIPO株投資の厄介なところです。
もし資金に余力が残っているなら、他の証券会社からも抽選に参加してみましょう!
2社、3社、4社、、と申し込む先が増えれば、それだけ当選の確率は高まります。
本気でIPO株投資に取り組んでいる方は家族名義の口座まで駆使して抽選に臨むそうです。
ちなみに、口座の数だけ資金が必要なのは言うまでもありません。
ポイント3 証券会社ごとの特徴を理解して使いわけろ!
多くの証券会社ではIPO株を抽選で顧客に割り当てます。
が、一言で”抽選”と言ってもその方法は様々です。
特徴的なのをいくつか挙げてみますね。
完全平等抽選
完全平等抽選とは、1人1票の機械による抽選のことです。
資金量や証券会社との日頃の関係に左右されないため、株取引経験の少ない個人投資家にオススメです。
マネックス証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、岡三オンライン証券、ライブスター証券、松井証券らが割り当てられたIPO株の多くを完全平等抽選で配分しています。
(野村證券や大和証券、SMBC日興証券ら大手証券会社も割り当てられたIPO株の一部(およそ10%ー20%ほど)を完全平等抽選で配分しています。が、残りの大部分はお得意さまへの裁量配分に当てられます)
平等抽選
平等抽選は、一人が複数票持つことが可能な機械による抽選です。
1人1票の完全平等抽選と異なり、余力の許す限り何口でも抽選にエントリーすることができます。
資金量の豊富な投資家にオススメです!
現在、SBI証券と楽天証券がこの抽選方式を採用しています。
口座の余力なしで抽選に参加
通常、多くの証券会社では抽選参加の申し込み時もしくは抽選時、当選した際にIPO株を購入できるだけの現金余力が口座にある必要があります。
同一資金で複数の証券会社へ抽選申し込みはできないということです。
しかし、野村證券、岡三オンライン証券、ライブスター証券、むさし証券、いちよし証券の5つの証券会社では当選後、実際にIPO株を購入する時点まで口座に資金を入れる必要がありません。
元手の関係で複数口座での抽選参加申し込みを諦めていた方には朗報です。
後期型
まるで大学入試の後期日程のように、抽選日が他と異なる証券会社が5社あります。
これらはまとめて後期型と呼ばれるています。
岩井コスモ証券とカブドットコム証券、GMOクリック証券、楽天証券、松井証券です。
うまく資金を回転させれば、同一資金で前期型と後期型の二つの証券会社で抽選に参加できます!
ポイント制
普段の取引実績やIPO株の抽選落選回数などをポイント化し、ポイントに応じて当選確率をあげる抽選システムがあります。
SBI証券のIPOチャレンジポイントや大和証券のチャンス抽選、楽天証券のステージ制など、各社特徴あるシステムを用意している場合があります。
私自身のIPO株当選歴(リプライズ)
以上、抽選でIPO株を取りに行く際のポイントを3つまとめてみました。
でも、ぶっちゃけこれってめんどくさくないですか?
私も以前はIPO株が欲しくて抽選がある度にせっせと申し込んでいました。
ネットで当たりやすいと評判の証券会社を4つほど使って、妻と二人で計8口座。
期間にしたら3ヶ月間くらいだったと思います。
十数銘柄ほど抽選に挑戦しましたが、見事に一つも当たりませんでした。。
その間、IPOの予定表とにらめっこしつつ限られた資金をあちこちタライ回すのに疲れてしまいました。
しかもその資金は常に現金で持っていないといけないわけで、、他に投資することができないんですよね。
というわけで、私たち夫婦は早々にIPO株を諦めてしまいました。
「これなら真面目に勉強して決算書とかチャートを読み解いたほうが楽だ」と思ったんですね。
まとめ
ウェブを見ていると実際に多くの方がIPO株投資で成功されているようなので、根気強く淡々と作業をこなせる方には良い投資法なんでしょう。
(そういう人がちょっと羨ましいです。。)
資金量や投資にかけられる時間、性格など個人的な資質、人によって状況は色々です。
色々試して自分にあった投資戦略を見つけることが大事かなと思います!
ではでは。
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