IPO株が欲しい! 抽選と大手証券会社の裁量配分、オススメの方法はどっち?
こんにちは!
ブログ『いくら図書館のきまりでもね』へアクセスありがとうございます。
管理人のアキオ(@hiroakio97)です。
前回から引き続き、ローリスク・ハイリターンなIPO株投資についてお話しします。
今回は具体的なIPO株の購入方法について取り上げます!
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IPO株の買い方
前記事『勝率9割!リスクなしのIPO 株(新規公開株)投資ってどんな投資?』で紹介した通り、IPO株投資のセオリーは『公募価格で購入して、上場初日に初値で売る』、これだけです。
通常の株取引に必要とされる決算書の読み込みもチャートの分析も必要ありません。
簡単ですよね?
しかもローリスク・ハイリターン、高確率で儲かる。
もうやらない理由がないと思いませんか?
ということでIPO株はとっても人気があります。
証券会社によるブックビルディングが始まると、多くの投資家が購入を申し込みます。
2016年に新規上場したLINEやはてなのように、話題性があり初値高騰が期待できる銘柄の場合、とくに多くの応募が殺到します。
LINEの場合、用意された株式数に対して応募倍率が25倍という報道も当時ありました。
では誰がIPO株を手にすることができるのでしょうか?
詳細は各証券会社により方法は異なるようですが、基本的には抽選です。
例えば、マネックス証券は1人1票の公正な抽選を謳っています。
その他証券会社では、資金余力の多い顧客が優遇されたり、取引の多いいわゆるお得意様が優遇されたり、各社様々なシステムを用意しています。
ということで、私たち個人投資家がIPO株を手に入れる方法は2つです。
抽選に参加し勝ち取るか大手証券会社の営業さんに融通してもらうか、このどちらかです。
私は今回、後者の証券会社の営業さんに頼る方法でIPO株をゲットしました!
抽選でIPO株を勝ち取る
ネットで”IPO 買い方”などと検索すると、どうやらこちらの方法が主流のようです。
でもこの方法、単調な作業の繰り返しで結構消耗するんですよね。
逆に言えば、誰でも簡単に挑戦できて高い確率で増やせる投資法ということなんですが。。
詳しくは別記事『なかなか当たらない! 抽選でIPO株を狙う時に気をつけるべき3つのポイント』をご覧ください。
ちなみに、私自身は過去にIPO株に興味を持った際に十数回ほど抽選に応募してみましたが、ついに当選することはありませんでした。
ウェブを見ていると実際に多くの方がIPO株投資で成功されているようなので、根気強く淡々と作業をこなせる方には良い投資法なんでしょう。
(そういう人がちょっと羨ましいです。。)
大手証券会社の営業さんに融通してもらう(裁量配分)
そんな具合でIPO株を諦めてしまった根気のない私でしたが、今回証券会社の営業さんの勧めでカチタスという不動産関連の会社のIPO株2,000株、約320万円分を購入。
上場初日で20万円ほどの利益を出すことができました。
その辺の詳細は次回詳しく記事にするとして、ここではその営業さんから聞いた大手証券会社からIPO株を配分してもらう方法を紹介します。
xでちなみに先述の抽選に対し、こちらの配分方法を裁量配分と呼ぶそうです。
証券会社の支店長や営業さんの裁量で配分されるからでしょう。
裁量配分を受けるポイント
- 新規の口座開設時が1番のチャンス
- 口座への入金時が2番目のチャンス
- 頻繁に売買していている人や一度の取引額が大きい人(つまり手数料を多く払ってくれる人)は配分を取りやすい
- 営業マンや支店の目標に貢献してくれる人は配分を取りやすい
- 3倍、4倍のような大きな利益が期待できるIPO株は、数百万〜数千万程度の小口の顧客にはまず回ってこない。。。
つまり、「証券会社の売り上げに貢献してくれるお行儀の良い顧客にはIPO株あげるよ」ってことですね。
もちろん、IPO株が値上がりすれば顧客も利益があるのでwin-winな訳です。
参考までに、大和証券の『株式等の配分に関わる基本方針』によると”継続的に当社でお取り引きいただいていること、もしくは今後当社とのお取り引き拡大が期待できること”が配分の条件とされています。
私の場合、”取引拡大を期待”されたというわけですね。。
弱小投資家なので今後も継続して配分をいただけるかは未知数ですが、もし今後ももらえるようならまたレポートしたいと思います!
ちなみに、Yahoo知恵袋でこんな投稿を見ました。
数千万円程度の顧客ではIPOを配分してもらえないそうです。。。真相やいかに。
ただうちの営業さんも言っていた通り、口座の新規開設はIPO株の配分を取るための強力なカードであることは間違いありません。
私のような小口の顧客にもIPO株を配分してくれるくらいですから。
なお、大手証券会社で口座開設しIPO株を配分してもらうにはまず資料請求するのが良いと思います。
私の場合、資料請求から数ヶ月後、向こうから「IPO株に興味ありませんか?」と電話してきました。
どんな銘柄がオススメ?
IPO株の買い方、みなさんわかっていただけましたでしょうか?
次は「具体的にはどんな銘柄を買えば良いの?」という疑問に答えていきたいと思います。
ウェブでIPOについての情報を集めると「初値高騰で価値が4倍! 100万円稼げました!!」みたいな景気のいい話がちょくちょく見つかります。
もしくは上場前の銘柄について「この銘柄は2倍くらいの上昇を期待できる!3倍もありえるかも」のような予測サイトも多くあります。
このような大幅な値上がりをする銘柄、もしくは大幅な値上がりが期待される銘柄にはいくつか共通の特徴があります。
こんな感じです。
大幅UPが期待されるIPO銘柄の特徴
- 公開規模(吸収金額)の小さな小型銘柄であること
- 銘柄の知名度が高いこと
- 事業内容が成長を期待させるものであること(AIやIoT、フィンテック、製薬などなど)
- 市況が良いこと(株式市場が盛り上がっている時期のIPOであること)
- 業績がよく、今後の成長を予測しやすいこと
一番大事なポイントはIPO銘柄の規模です。
小さい銘柄ほど高騰の期待は高まります。
IPO株に限らず、通常の株式投資でも小型の銘柄は値動きが軽いものです。
発行株数が少ないので、ちょっと話題になって大きな買いが入ると簡単に値が上がってしまいます。需要と供給の関係です。
その値上がりが話題になりさらに多くの買いを呼び、いつの間にか2倍、3倍なんてことも。。
トヨタやソニーなど超大型銘柄が短期間のうちに倍になるなんて、まずないことです。
小型株には夢がありますね。
(まあ、期待とリスクは表裏一体ですが。。)
とにかく、新規上場は多くの投資家が注目するイベント。
注目を集めた小型銘柄は値上がりの期待大です!
実際に2017年に新規上場した94銘柄のうち、公募価格の2倍以上の初値がついた銘柄の数は43。
そのうち実に41銘柄が公開規模20億円以下の中・小銘柄でした。
一方、公開規模が50億円を超える大型・超大型IPO銘柄で2倍以上の初値がついた銘柄は一つだけ。
2倍(騰落率100%)どころか10%以下の銘柄も多く、中にはマイナスの銘柄も。。
抽選と裁量配分、それぞれの戦略
ただし、小型ということは発行株式数も少ないということですから、入手は容易ではありません。
いわゆるプラチナチケットです。
抽選であれば、コツコツ続けていつかいつかそんなお宝銘柄を運よくゲットできることもあるかもしれません。
一方、裁量配分で私のような小口の一般投資家がそんなプラチナチケットを割り当てられることは、残念ながらまずありません。
資産数億のお得意さまのもとへ優先して回されるようです。。(証券会社営業さん談)
(数億を運用する資産家にとってはIPO株で稼ぐ数十万円なんて微々たるものでしょうが。。そういう仕組みなのでしょうがないですね)
では小口の投資家が裁量配分で稼げないのかというとそうとも限りません。
騰落率は小さいけれどタマ数の多い大型銘柄をたくさん配分してもらえば良いんです。
ひと口で20万円稼げる小型銘柄を抽選でひと口手に入れるのも、ひと口1万円しか稼げない大型銘柄を20口配分されるのも、結果は同じ利益20万円。
もちろん、取引量が増えればその分必要な資金や手数料が増えます。
それでもいつ当たるかわからない抽選で消耗するくらいなら、裁量配分は十分に現実的で効率の良い方法ではないでしょうか?
逆に抽選の場合、利益率の低い大型IPO株では労力に見合うリターンは得られないかもしれません。
資金量やかけられる手間に応じて取るべき戦略があるということですね。
余談
なお、これはブログやサイトを運営している方向けの楽屋裏情報になりますが、大和証券や野村證券など裁量配分を行なっているような大手証券会社はアフィリエイト広告を出していません。
そのせいか裁量配分に関する情報は抽選に比べてずっと少ないです。。
まとめ
という訳で、IPO株を手に入れるには抽選に参加するか大手証券会社の営業さんから配分をもらうのが良いよ、というお話でした。
色々試して、自分にあった投資戦略を見つけていきたいです!
次回は私が実際に証券会社の営業さんからIPO株を購入して利益を出すまでの話を書いてみようと思います。
お楽しみに。
ではでは。
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