6歳からの飛行機ひとり旅、帰省にぴったりのANAジュニアパイロットを使ってみた

ジュニアパイロット

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

 

昔から、『かわいい子には旅をさせよ』なんて言います。

ひとり旅の経験は、その後の自信や自立につながることでしょう。
でも、子どもが小さいうちはそれも中々難しいですよね。
「迷子にならないか? 交通事故は大丈夫? 最近は物騒な事件もあるし。。」などなど不安は尽きません。

ただ、一口に”旅”といっても、近所のおつかいから海外旅行・留学まで、子どもの年齢や周囲の状況によって形はいろいろです。
親と子ども双方が、「ちょっと不安だけど、、行ってみたい!」と思えるくらいの行き先や方法がベストでしょう。

 

というわけで、今回はうちの長男(6歳)が一人で飛行機に乗って札幌のジジババの家まで行ったお話です。

全日空(ANA)の『ジュニアパイロット』という仕組みにお世話になりました😃

 

家族揃っての帰省はお金がかかるし、、

わたしは今は横浜に住んでいるんですが、実家は北海道の札幌にありまして、両親もまだ健在です。
お盆や正月のたびに「孫の顔が見たい見たい👴」と言ってくるので、年に1、2回くらいの頻度で子どもと一緒に帰省していました。

羽田-新千歳 間のチケットはANA・JALの正規料金だと片道4万円弱。
株主優待や早割など駆使して安くあげようと頑張っていますが、それでも2万円ほどかかります。
大人2人に子どもが3人、一家揃って往復すると しめて10万円はかかってしまう。。

加えて、「大企業で一生懸命働けば生涯安泰」的な前時代の価値観から抜け出せない両親と数日一緒に過ごすのが、わたしにとっては結構なストレス!

北海道&札幌は気候的に快適だし、幼少期を過ごして思い入れもあり大好きです。
実家に泊まれるので宿はいらないし、滞在中は上げ膳据え膳でとても楽なんですが、、
やっぱり両親と毎日顔をあわせるのはストレス。

さいわい、妻はうちの両親は良い関係を築いてくれてるようで、嫁姑の問題はありません。
子ども達もジジババが大好きなので、滞在中わたしがストレスとうまく付き合っていけば良いだけなんですが。。
10万円出して折り合いの悪い両親にストレスを感じるくらいなら、「そのお金で近場の温泉でも行きたいな。。」っていうのがわたしの本音です。

我ながら「ここまで育ててもらって、薄情な息子だなぁ」とも思うわけですが、まあ仕方ないのかな。
折り合いが悪いのはわたしだけの責任ではないですし。
せめて自分と自分の息子の関係には気を配りたいですね。

 

そんなわけで、以前から何度か試しているのが『子どもだけでの里帰り』です。

子どもだけなら交通費(飛行機代)はグッと抑えられますし、わたしもストレスがありません。
ジジババも息子夫婦に気兼ねすることなく、全力で孫を甘やかせます。
(もちろん、子どもも全力で甘えられるw)

私たちも夫婦ふたりの時間が少し増えて、3者皆が喜ぶ win-win-win な解決方法です!

 

長男、はじめてのお泊まり

うちの長男がパパママ抜きの1人でジジババの家に泊まったのは、彼が4歳の時でした。

ジジババが旅行の帰りに横浜のわが家に立ち寄り、何泊かした時だったと思います。
長男(当時4歳)が急に「ジージの家に行きたい」と言い出し、急遽 翌日の札幌行きが決まりました。

長男が旅立って最初の夜、私たち夫婦は「いつ泣きながら電話してくるか、、」とハラハラしたもんです。
結局その夜 呼び出しはなく、その後も寂しがるそぶりはなかったそうで長男は3週間の札幌滞在を満喫したのでした。

その間 私たち夫婦は、いつもいるはずの長男がいないわが家を新鮮な気持ちで楽しむことができました。
当時1歳だった弟も、生まれてはじめてパパママを独り占め。嬉しそうでしたよ😃

予定外の急な展開でしたが、子どもの成長が感じられる良いイベントになりました。

 

ひとつ問題があったとすれば帰りの飛行機です。

先述の通り、行きは旅行帰りのジジババに同行できました。
が、都合のいいタイミングでジジババが上京する予定はなく、私たちが帰札する用事もありません。
結局 帰りは、ジージが長男を送り届けるためだけに札幌〜横浜を日帰りしたのでした。

これでは、飛行機代の問題は解決しません。
(わたしのストレスの件はともかく。。)

そこで調べた結果 行き着いたのがANAの『ジュニアパイロット』でした。

 

6歳から1人で飛行機に乗れる全日空(ANA)の『ジュニアパイロット』

ジニアパイロットとは、6~7歳(希望により11歳まで)の子どものひとり旅を出発空港から到着空港までANAスタッフがお手伝いしてくれるサービスのこと。

わが家の例だと、、

ジュニアパイロット 当日の流れ

  1. わたしが自宅から羽田空港の保安検査場まで、子どもを連れて行く
  2. ANAのスタッフの方と一緒に搭乗、機内の席まで連れて行ってくれる
  3. 機内ではCAさんが色々気にかけてくれて、オモチャまでもらえる
  4. ジージは新千歳空港の到着ロビーで孫の到着を待つ
  5. 無事着陸したら、ANAスタッフさんが機内からジージのところまで連れいて行ってくれる

といった具合です。

出発空港まで送る人と到着空港で迎える人を、事前に登録しておく必要があります。
事前の登録・申請は必要ですが、その他費用などは不要です。ありがたい制度ですね。

 

以下、簡単にですが、子どもが飛行機に乗る際にかかる費用や保護者同伴の必要性など、子どもの年齢ごとにまとめてみました。
詳しくはANAのウェブサイトを確認ください。

 

年齢

大人(12歳以上)の同伴者

ジュニアパイロットの利用

子どもの料金

0〜2歳

必要

利用不可

無料

(大人の膝の上なら無料、座席が必要な場合は大人正規運賃の半額)

3~5歳

必要

利用不可

大人正規運賃の半額

6~7歳

不要

必須

大人正規運賃の半額

8~11歳

不要

希望により利用可能

大人正規運賃の半額

12歳〜

不要

利用不可

大人料金

 

 

ANA以外は? 子どものひとり旅応援サービスを実施している航空会社一覧

わが家の場合、株主優待券がある関係でこれまでなんとなくANAを贔屓にしておりました。
っていうか、こういう手厚いサービスは「どーせ大手のANAとJALくらいしかやってないんでしょ?」という思い込みがあったんですね。

が、この記事を書くにあたって、改めて格安航空(LCC)を含む国内の航空会社数社のサイトを見直したところ、意外にも大手2社以外でも同様の子どものひとり旅応援サービスを実施している会社を見つけることができました。
羽田-新千歳の利用が多いわたし的には、エア・ドゥでも同様の取り組みがあるのは嬉しい発見です😃
やっぱりちゃんと確認しとかないとダメですね。知らずに損してました。
次回はエア・ドゥ使うと思います!

 

以下、日本の国内線で子どものひとり旅応援サービスを実施している航空会社の一覧です。
基本的なサービス内容や使用条件は各社横並びのようです。
詳細は以下のリンクより、各航空会社のウェブサイトを参照ください。

 

航空会社プログラム名対象年齢
全日空(ANA)ANAジュニアパイロット6〜7歳

(希望により11歳まで)

日本航空(JAL)キッズおでかけサポート6〜7歳

(希望により11歳まで)

エア・ドゥ(ADO)エア・ドゥキッズ6〜7歳

(希望により11歳まで)

スカイマーク(SKY)スカイキッズ6〜7歳

(希望により11歳まで)

ソラシドエア(SNJ)ソラシドキッズ6〜7歳

(希望により11歳まで)

スターフライヤー(SFJ)リトル☆コメット6〜7歳

(希望により11歳まで)

ピーチ(APJ)なし
バニラ・エア(VNL)なし
ジェットスター(JJP)なし
春秋航空(スプリング)(SJO)ジュニアサポートサービス6〜11歳
エアアジア(WAJ)なし

 



まとめ はじめての一人旅に飛行機は最適

ANAジュニアパイロットを実際に使ってみて思ったことは、「飛行機って子どものはじめての一人旅に最適な乗り物だな」ってことです。

ジュニアパイロットでは発着 両方の空港で保護者が付き添うため、子どもがひとりになるのは飛行機搭乗〜着陸までの正味2時間程。
その間は実質 飛行機の席に座っているだけですが、6歳の子どもにとっては大冒険ですよね?
空港&飛行機という非日常を独りでやり切る経験は、子どもにとって大きな自信になるはずです。

うちの長男は2時間のフライトを終えて、「緊張したけど楽しかったぁ😚」なんて言っていました。

加えて、親にとっても実は飛行機って意外と安心な乗り物。

バスや電車と違って、途中停車駅はないし乗客の入れ替わりもありません。
迷子や不審者と遭遇するリスクは、他の乗り物よりも低いわけです。

 

そんな訳で、お子さんのはじめての一人旅に飛行機はオススメです!
お子さんが6歳以上で「毎度の帰省はお金がかかる、、😢」なんて感じている方は、ジュニアパイロットの利用を検討してみてはいかがでしょう?

ではでは。

 

ちなみに、ジュニアパイロットを使った子どもだけのフライトでもマイルは貯まります。
後々親が貯めたマイルと合算して使うには、ANAカードが必要です。