Ripple(リップル)でお年玉・お小遣い。子供も大人もお金の教育に仮想通貨がいいかなと思う理由

2018-01-02

お年玉で仮想通貨を

こんにちは! 管理人のアキオ(@hiroakio97)です。
ブログ『いくら図書館のきまりでもね』へアクセスありがとうございます。

お正月ですね。あけましておめでとうございます!

2017年末、世間は仮想通貨の値上がりで盛り上がりました。
私もこの12月からcoincheckという取引所に口座を開いて、おそるおそる取引を始めています。

これまで日本株は売買の経験があったのですが、仮想通貨のボラティリティには驚きました。
上昇も下落も値幅が激しすぎて、陳腐な例えですが本当にジェットコースターのようです。

そんな仮想通貨投資のことはまた後日改めて記事にするとして、今日はお正月らしくお年玉のお話。
お年玉にリップルをオススメする理由と、ペーパーウォレットを作成してお年玉にする具体的な手順を紹介します。

お年玉に限らず、普段のお小遣いにもアリです!

 

仮想通貨をお年玉にしようと思った3つの理由

冒頭お話しした通り、仮想通貨の取引を始めましてここ数週間ハマっています。

まだ色々勉強しながら手探りな段階ですが、それでも仮想通貨の可能性は十分に感じることができました。
これこそ『未来』だと思います。

と同時に、世の中に取り残されるちょっとした恐怖を感じました。
色々試してどんなことができるのか知りたい」と思ったのが、今回の仮想通貨お年玉のきっかけです。

私には3人の息子(6歳と3歳、0歳)がいます。
上の子は来年小学生になるわけですが、6歳くらいの子に普通に1,000円かそこらをあげても面白くないじゃないですか。
オモチャかなにか些細なものを買って、飽きてそれですぐおしまいです。

 

仮想通貨なら今はまだ簡単には使えないから必然的に長く持つことになるし、そうすればその間に価値が上がる可能性もあります

 

5年、10年して彼らが中学生にでもなった頃、今年あげた1,000円分の仮想通貨が10万円くらいになっていたら良くないですか?

しかも、それをきっかけに彼らがお金と時間がさらなるお金を生むことを理解したり、投資に興味を持つきっかけになったりしたら、、もっと良いですよね!

というわけで、私がお年玉を仮想通貨にしたら良いと思う理由は以下の4つです。

 

お年玉に仮想通貨を推す理由

  • あげる方にとって、仮想通貨を勉強する良い教材になる
  • ムダ遣いできない
  • 近い将来、価値が上がってる可能性が高い
  • 投資や仮想通貨に興味を持つきっかけになるかもしれない

 

お年玉にRipple(リップル)を選んだ理由

「なんでビットコインじゃないの?」と思いますよね?

私も最初は『The 仮想通貨』であるビットコインがいいと思っていました。

でもやめました。
ビットコインは送金手数料が高いんですよ!

仮想通貨お年玉を思い立った2017年末時点のビットコインの価格は1BTCで160万円ほど。
一回の送金にかかる手数料は0.001BTCなので、日本円にすると1,600円です。

数千円のお年玉の為に1,600円の手数料はバカバカしい

というわけで、ビットコインの他にお年玉に適当な仮想通貨がないか検討してみました!

お年玉として適当な条件は?

お年玉にするに当たって、以下の条件を考慮しました。

お年玉の条件

  • 5年後、10年後も生き残っている可能性が高いこと。実用化されていればなお良い
  • ペーパーウォレット*があること
  • 送金手数料が低いこと
  • 数千円からの小口送金できること
  • 現時点でもいくらか実用性があればなお良い

*ペーパーウォレットとは、仮想通貨を保管するウォレット(日本円でいう銀行口座のようなもの)のアドレス(口座番号みたいなもの)とプライベートキー(通帳と印鑑をあわせたようなもの)をQRコード化して紙にプリントしたもの。
デザインが紙幣っぽくて子供が仮想通貨をイメージしやすいので条件に加えています。

仮想通貨っていっぱいあるみたいだけど、お年玉にはどれがいいの?

ビットコインBTC)とイーサリアムETH)、リップルXRP)、ネムXEM)の4通貨を候補に検討してみました!

各通貨については別記事『短くざっくり! 初心者が初心者のために書いた主要仮想通貨の特徴一覧』をご覧ください。

通貨価格
(2017年末時点)
将来性ペーパーウォレット送金手数料*最小送金単位現時点の実用性
BTC1,600,000 円


bitaddress

×
0.001 BTC
(1,600 円)


0.0001 BTC
(160 円)
ETH86,000 円
MyEtherWallet
×
0.01 ETH
(860 円)

0.001 ETH
(86 円)
×
XRP220 円
Ripple Paper Wallet Generator

0.15 XRP
(33円)

20 XRP
(4,400 円)
×
XEM120 円
voucher & paper wallet generator

0.5 XEM
(60 円)

0.0000001 XEM
(0.000012 円)
×

*表の中の”送金手数料”はcoincheckからペーパーウォレットのアドレスへ送金した場合にかかる手数料です。
coincheck以外の取引所・販売所から送金した場合、手数料が異なる場合があります。
取引所によって手数料が違うなんて、この記事を書くまで知りませんでした。。)

どの通貨も一長一短ですね。
私はペーパーウォレットがあることと送金手数料が低いことを重視したのでリップルにしました。

正直、「6歳児と3歳児のお年玉に4,400円は多すぎる」と感じています。
が、どうせしばらくは使えないのでよしとすることにしました。

 

(ここから 2017年1月26日 追記)

本記事投稿時、ウェブ上でNEMのペーパーウォレットに関する情報を発見することができず、リップルをお年玉にしました。

その後、TwitterでたまたまNEMのペーパーウォレットに関する情報を見つけたので追記します。

ツイート中にも書いた通り、やっぱりこの手の情報は日本語だけじゃ限界ありますね。。

反省。

 

というわけで、今ならお年玉には送金手数料・最小送金単位共に低いNEMがオススメです!

(追記ここまで)

 

実際にあげてみた

6歳の長男には、こちらが驚くほど素直に受け入れられました。

長男(6歳)曰く、
長男(6歳)

あのちょっとしたら増えるやつでしょ?
よっしゃー!!

普段から私がチャートを眺めたり、企業の決算書を読んでいるのをチラチラ横で見ているからだと思います。

「普通のお金の方が良かった?」と尋ねると、「こっちの方がいい! 今は欲しいものないから、あとで増えてる方がいい」とのことでした。

なかなかよく分かっていて頼もしいです。わが子ながら。

とりあえず、必ず増えるとは限らないこと管理は人任せにしないことを伝えたまに一緒に動向を確認する約束をしました。

 

一方、3歳の次男はというと、、こちらはまだ普通の硬貨が良かったようです。
リップルのペーパーウォレットは早々に0歳の三男の手に渡り、ばあばからもらった500円玉を大事そうに握っていました。

まだまだこれからですね。

 

おまけ リップルをペーパーウォレットに入れてお年玉にする手順

ビットコインでペーパーウォレットを使った経験のある方なら、特に説明は不要ですね。
リップル以外のコインでも方法はおおよそ同じです。

リップルを用意する

リップルをまだお持ちでない方はまずリップルを用意します。

日本円をリップルに変える場合、仮想通貨販売/取引所のcoincheckbitbank.ccを使います。

 

まだ口座を持っていない方はこちらからどうぞ。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin
口座の開設自体は簡単ですが、本人確認に1週間ほど時間がかかります。
口座開設だけならもちろん無料です。

 

リップルの最小送金単位は20 XRPです。
送金手数料(coincheck、bitbank.ccともに0.15 XRP)も加味して、少しだけ多めに準備しておきましょう。

私は6歳の長男と3歳の次男にそれぞれ20 XRPずつ、手数料も2人分、合わせて40.3 XRP用意しました!

ペーパーウォレットも用意する

ペーパーウォレットとは、仮想通貨を保管するウォレット(日本円でいう銀行口座のようなもの)のアドレス(口座番号みたいなもの)とプライベートキー(通帳と印鑑をあわせたようなもの)をQRコード化して紙にプリントしたもの“です。

実物はこんな感じ。(例です。ここにお金入れてません)
お札っぽいですね。
単に口座のアドレスと秘密鍵をメモした紙を渡すより、子供も喜びますよ!

リップルのペーパーウォレット

 

作り方は簡単。

  1. まず、Ripple Paper Wallet Generatorへアクセスします
  2. 次に”Generate New”を何度かクリックします
  3. 気に入ったアドレスと秘密鍵が表示されたら、”Print”をクリック
  4. 印刷します。”背景のグラフィック”も一緒に印刷するのを忘れないで!

ペーパーウォレットにリップルを入金する

リップルを販売/取引所のウォレットから、先ほど作成したペーパーウォレットへ移動します。

coincheckの場合は以下の手順です。
bitbank.ccでも大きくは違いません。

  1. coincheckのウォレットから”コインを送る”を選択する
  2. ”Rippleを送る”を選択する
  3. ペーパーウォレットに印刷されたPublic Addressを”宛先”に入力する
    *”XRP宛先タグ”は不要です
  4. 贈りたい金額を入力して、”送金する”をクリック

送金の手順は以上です。

 

ちなみに、リップルの送金は本当に一瞬で完了します。

以前、coincheckで買ったビットコインを中国のbinannceという他の取引所へ送金した際、送金が完了するまで3時間くらいかかりヤキモキした経験があったのでこれには本当に驚きました。
ビットコインでは手数料1,600円で3時間かかったのに、リップルなら33円でほんの数秒ですから。

リップルはもともと国際送金の手間と時間を削減するために作られた通貨なので、面目躍如というところですね。

Toast Wallet(トーストウォレット)で送金が完了していることを確認する

当たり前ですが、ペーパーウォレットにはディスプレイはついていませんしインターネットにもつながりません。
ペーパーウォレット単体ではそこにいくら入っているか、知る術はありません。

そこでもう一つ、別のウォレットを用意しそこから確認します。

オススメはToast Wallet
iOS版、Android版はもちろん、Windows版にMac版、Linux版まであるので誰でも使うことができます。

使い方は簡単、Toast Walletをインストールしたら、”Add Account”から”Add Existing Address”で先ほどのパブリックアドレスと秘密鍵を入力、ペーパーウォレットをToast Walletに紐づけるだけです。
額の確認だけではなく、送金などもできますよ!

詳しい使い方はよそのサイトを。
この辺が良さげです。

ポチ袋に入れて完成

最後は子供達が喜びそうなかわいいポチ袋に入れて完成です!

お年玉

 

おまけ2 リップルを保管するならハードウェアウォレット・Ledger Nano S (レジャー ナノS) がオススメ

というわけで、お年玉ならポチ袋に入れたいし、安易に使って欲しくないのでペーパーウォレットはぴったりでした。

 

でも大人が資産を管理するのにペーパーウォレットは不便ですよね。
送金しにくいですし。
パッと見で現在いくら入っているかもわかりません。

普段はペーパーウォレットのように非ネット接続でハッキングの心配なし。
使うときだけパッとPCに繋いでサッと残高照会/入出金ができる。

そんな安心・便利な仮想通貨保存先がハードウェアウォレットです。

 

現在市販されているメジャーなハードウェアウォレットはLedger Nano S(レジャーナノS)とTREZOR(トレザー)、Keepkey(キープキー)の3つ。

この中でリップルを管理できるのはLedger Nano S(レジャーナノS)のみ。
なので、リップラーはLedger Nano S 一択です。

他にもビットコインとイーサリアムもLedger Nano Sで管理できます。
(ネムはできないので注意!)

 

ちなみに、ハードウェアウォレットは信頼できる正規代理店から購入しましょう。

間違っても中古とか怪しい安売り業者の品を買ってはいけません!
細工してある可能性があるからです。

 

ウォレット購入は正規代理店で!Ledger NanoSの国内正規代理店はEarthShipさん!


 

その他のウォレットについては別の記事でまとめています。

資産を安全に管理する『ウォレット』について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

 



まとめ

というわけで、仮想通貨をお年玉にしてみたお話でした。

順調にマネリテラシーを伸ばしている風な長男の成長が嬉しかったり、自分自身もいろいろ勉強になったり、良い事しかない仮想通貨お年玉でした。

(あとはこのリップルが順調に値上がりしていけば言うことなしですね)

 

次回は中断中のIPO株投資の話を更新します。お楽しみに!

ではでは。