【株・債券・投資信託】金融商品ごとの特徴・リスク 一覧【保険・不動産・FX】

2018-06-03

リスクと付き合う

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

 

前回は『市場に潜む6つのリスク』について紹介しました。

  • 価格変動リスク
  • 金利変動リスク
  • 信用リスク
  • 為替変動リスク
  • カントリーリスク
  • 流動性リスク

の6つでしたね。
未見の方は先にこちらを読んでおいてくださいね。

今回は『リスク』シリーズの3回目。
今回は商品ごとのリスクとリターンについて個別にまとめていこうと思います。

 

金融商品ごとのリスクの特徴

先日の記事『投資・資産運用のリスクって? 将来の不確実性とリスクプレミアム』にも書きましたが、基本的にお金の世界ではハイリスクな商品ほどハイリターンになっています。
その中で常にリスクとリターンのバランスを意識して、投資の目的や投資できる期間、許容できる損失などなど各々が条件にあった商品を選択する必要があるわけです。

「じゃあ何がハイリスクで何がローリスクなのよ?」っていうあたりをサクッと解説しちゃいますよー。

 

ノーリスク・ノーリターン『銀行預金』

さっそく「銀行預金って投資とか資産運用に含まれるの?」って声が聞こえてきそうですが、、ここでは預金も保険も利息がつくものは全て資産運用の範疇に含めることにしましょう!

というわけで銀行預金ですが、最大の特徴はほぼノーリスクなこと!
金利変動により利息の利回りが上下しますが、そもそもの期待利回りが低いのでほとんど影響はありません。
もちろん元金保証です!
また、銀行の倒産という信用リスクがありますが、預金保険制度により一人当たり1,000万円までの払い戻し(ペイオフ)が保証されています。

ほぼノーリスクの一方で、マイナス金利政策がしかれる現在の日本ではリターンもほぼありません。
ノーリスク・ノーリターンです。

なお 外貨建ての外貨預金の場合、為替変動リスクが加わります。
が、米ドルや豪ドルなど高金利の通貨で運用すれば相応のリターン(利息)が得られます。

 

保障と運用は分けて考えたほうがいいかもね『積立型保険』

終身保険や養老保険、年金保険、学資保険のような、保障以外に貯蓄性を持たせた保険を指します。

元本割れの有無やリターンの期待値は商品によって様々ですが、総じてリターンは低め
商品に『いざという時の保障』が含まれているため、他の商品より利回りが低いのは仕方ないですね。

商品にもよりますが、一般的に満期までの積立期間が長く流動性が低い(資金の拘束期間が長い)です。
また 保険会社が破綻した場合、利率や保障内容に変更がある可能性があります。

 

学生時代の友人や会社の同僚なんかに保険が大好きな人 何人かいますが、、どうなんでしょうね?

私は保障と運用は分けて考えるべきだと思います。
もっというなら、しっかり貯蓄・運用できてるなら普通のサラリーマンに過度な保障は不要でしょう。
自動車保険や火災保険などの損害保障だけで十分です。

 

満期まで持てればほぼノーリスク『債券』

発行体により国債や地方債、社債などなど多くの債券があります。

いずれの債券も発行時に満期期間クーポン(利率)が設定されており、商品により1年・3年・5年・10年・15年・30年などの中から選択することができます。
基本的に期間が長いものほど高利率に設定されており、中には市場の金利にあわせた変動金利となっているものも。
満期まで持っていれば必ず元本が償還される(元本保証)、ノーリスク資産です。

ただし、満期を待たず途中で売却する場合は市場金利に連動した価格変動リスクを負います。
また、債券により発行体が破綻(デフォルト)する信用リスクがあります。
信用格付け機関による格付けを参考に投資先は慎重に選びましょう。
当然 信用格付けが低い債券ほど高利率になっています。

 

『債券を買う』ということは、つまり『債券を発行する国や会社にお金を貸す』ということに他なりません。

期限が来れば元本と利息が返ってきます。
ただし、そう言い切れるのは借り手が健在の場合に限ります。
貸す前に、よくよく相手を吟味しましょう。

 

なお 日本の個人向け国債の場合、1万円から投資可能で年に2回 利息が支払われます。
最低でも0.05%の利率が保証されている為、定期預金に預けるより高利回りとなっています。
というよりは、銀行や保険会社は預金者や保険加入者から集めた資金を債券で運用しているので、債券以上の利回りは期待できません。

 

一つの商品でバランスよくリスク分散できる『投資信託』

国内最大手のSBI証券だけで2,500以上の投資信託の取り扱いがありますから、一口に投資信託といってもその特徴はいろいろです。
ここでは数あるファンドの中から、あなたに最適な一本を選ぶポイントを紹介します。

投資信託を選ぶ際にみるべき点は3つ。
『何に投資してるのか』・『どこに投資してるのか』・『どう運用してるのか』です!

 

何に投資してるのか』というのは、つまりファンドの投資対象のこと。
主に債券に投資しているのか、株式か、REITか、金や原油・農作物などの商品先物(コモディティ)か、それともこれらの商品に適当な配分で投資するバランス型なのか。。。
中には『自動運転』や『フィンテック』、『5G通信』のようにテーマを絞って関連する会社の株式に集中して投資するファンドもあります。
『フィンテック関連株ファンド < ハイテク株ファンド < 株と債券のバランス型ファンド』といった具合に投資対象を広げれば広げるほど、投信の価格変動はマイルドになりリスクも小さくなります。

どこに投資しているのか』というのは投資先の地域のことです。
つまり日本国内に投資するのか、アメリカを中心とした先進国か、ベトナム・インド・ブラジルなど新興国なのか。
先進国と新興国をミックスしたものや世界中に均等に投資したものなど、いろいろです。
先ほどと同様、『日本 < 日本&アジア < 世界』と対象範囲が広がるほど、ローリスク・ローリターンになっていきます。
日本以外の国が投資先に含まれたファンドは為替リスクも出てきます。

最後に『どう運用してるのか』ですが、これはファンドがパッシブ型なのかアクティブ型なのか ということを意味します。

パッシブ型とは日経平均株価やS&P500のような指数(インデックス)並みの成果を狙った運用方法のことです。
例えば日経平均株価を構成する255銘柄を1株ずつ買えば そのポートフォリオはまさしく日経平均そのもの。日経平均株価と連動した運用成績を残すことができます。
実際に日経255を自前で揃えるには膨大な資金が必要となるわけですが、これを数の力で解決したのがパッシブ運用型の投資信託なわけです。
別名をインデックス型と言います。

一方でアクティブ型はその名の通り、積極的に売買したり銘柄を入れ替えることでインデックスを上回る高い収益を狙う運用方法です。
ファンドマネージャーの腕の見せ所なわけですが、、現実には継続してインデックスを上回る成績を出すことは難しいようでこれまで数多のファンドが登場しては数年後に人知れず消えていきました。

 

アクティブ型はパッシブ型と比べ運営にコストがかかるため、強いこだわりや勝算がない限りパッシブ型を選択するのが無難でしょう。
リスクを抑えたいのであれば、投資対象を広くとったグローバルなバランス型インデックスファンドがオススメです。

 

投資の王道『株式』

株式も先ほどの投資信託と同様、とてもたくさんの選択肢があります。
なにせ東証一部だけで2,000社以上ありますから。
アメリカや中国など海外市場への投資も年々ハードルが下がっていますし。

となればやはり大事になってくるのは銘柄の選択です。

投資信託では『対象・地域・運用方法』の3点がポイントだとお話ししました。
これは個別株でも同じことで、その会社が『どの業種で・どの地域で・どうゆうビジネスモデルで』稼いでいるのかが重要になってきます。
とはいえ、これをしっかり理解するのはなかなか骨が折れる作業です。
企業分析というのは人によって評価が違いますし、そもそもが正解も終わりもないですから。
そこが個別株投資の醍醐味でもあるわけですが。。

 

それとは別の着眼点として、企業の規模成長性があります。

企業の規模は時価総額が参考になります。
時価総額300億円未満の銘柄は小型株と言って差し支えないでしょう。(市場のほとんどは中・小型銘柄です)
小型株は流動性リスクと価格変動リスクが高い場合が多く、材料次第で大きく株価が動きます。
対して、安定した値動きを期待する場合は大型株に投資すべきでしょう。
こちらは時価総額1,000億円くらいからが目安になります。

 

もう一方の成長性について、株の入門書などにはよく「グロース株(成長株)かバリュー株(割安株)に投資しましょう!」と書いてあります。

グロース株とは成長著しい会社や業界に属する銘柄。
例えばアマゾンやグーグル、ファイスブック、、日本ならZOZOタウンを運営するスタートトゥデイや「結果にコミットする」のRIZAPグループなどなどが有名でしょうか。
時節柄、IT関連の銘柄が多いです。
今まさに株価が高騰している、今を時めくイケてる銘柄たちこそグロース株!
ただし、いったん成長に陰りが見えはじめるとそれまでの熱狂はうって変わって逃げだす投資家の悲鳴に変わります。

一方、バリュー株とは先のグロース株と比べるといささか地味な銘柄群。
地味ながらも堅実な財務や資産、確固たるブランド、持続可能な優れたビジネスモデルなどを持つ会社たちの株がバリュー株です。
有名どころを挙げると、アメリカのコカコーラやP&G、フィリップモーリスなどでしょう。日本株なら花王、JT、信越化学工業あたりでしょうか。

不景気でも好景気でも、人が鼻をかむ回数や歯を磨く回数は変わりませんよね? 不景気だからってハミガキを2日に1回に減らしたりはしません。
これがバリュー株の強みです。
企業の成長への期待に投資するグロース株投資に対して、企業の本来の価値や実力に投資するのがバリュー株投資というわけです。

グロース株/バリュー株、どちらも株式投資の王道になります。
先の企業規模とあわせて、自分の好みや目標に合った銘柄選択のヒントにしてください。

 

リスクはレバレッジ次第『為替(FX)』

一般的にはハイリスクとみなされることが多いFXですが、実際はレバレッジ次第です。
為替自体はドル円なら1日に1%も変動しませんから。

ちなみに、「レバレッジって何?」って方はこちらの記事『FX基礎知識』をご覧ください。

 

あわせて、私が相場に翻弄されて四苦八苦する様に興味のある方は本ブログのFXカテゴリをのぞいてみてください!
きっとあなたもFXを試してみたくなること請け合い!!

 

『不動産』

正直、私もまだ不動産には投資したことがないので何とも語りにくいんですが、、
いや、いつか投資したいと思ってるんですけどね。なにせお金がかかるから😩
何社か良さそうな不動産屋さんと会って 物件探してもらったりしたこともあるんですが、なかなか難しいもんですね。
今は育休中で無給中なのでローンの審査が下りないため、一時ペンディングとしています。

育休終わったらまた物件探し再開したい! アパート経営したい!!

 

ということで 不動産投資に関しては一般論なんですが、これもFXと似てますね。

株なんかと比べると不動産の値動きはとってもマイルドです。
年に10パーセントとか、その程度でしょう。
さらにインカムゲインの元となる家賃なんてほとんど動きませんもんね。

ということでやはりポイントになるのは、『どれだけレバレッジをかけるのか?』ということでしょう。

不動産投資で言う『レバレッジ』とは銀行からの借入金(ローン)のことです。

なにせ不動産はこれまで紹介してきた他の金融商品と比べると圧倒的に高価ですから。
アパート1棟で数千万円から数億円してしまいます。
これを全て自己資金で賄おうと思ったら、いつまでたっても買えません。
そこで銀行でローンを組むわけですね。

1億円のアパートに対して2,000万円の頭金を自己資金で、残りの8,000万円をローンで、といった買い方をします。
すると2,000万円の手出しで1億円の物件が手に入ります。つまり5倍のレバレッジをかけたのと同義です。

もちろん銀行から借りた8,000万円は20年ほどかけて少しずつ返済します。
この月々の返済額と買ったアパートから入ってくる家賃収入の差分こそ、不動産投資のインカムゲインです。
これがマイナスなら投資としてお話になりません。
(が、そういう物件はとても多いです。飛び込みで新築区分マンションの電話営業してくるような不動産業者はだいたいそう。。)

銀行からお金を借りて投資ができるというのは大きな利点です。
「必ず値上がりする株があるから投資の元手を貸してくれ!」なんて言っても、銀行は絶対に融資してくれませんから、不動産投資ならではですね。
不動産は『投資』というよりも『アパート経営』事業としての色が濃いからでしょう。

 

レバレッジ次第で価格変動リスクが大きくなる、というのは先ほどのFXと同じです。
が、もう一つ、不動産投資で気をつけなくてはいけないのが金利変動リスクです。

銀行から融資を受けているので、金利次第で月々の返済額ひいては利回りがかなり大きく変わってきます。
長期的な見通しをもって投資しましょう!

なお、「もっとお手軽に不動産に投資したい!」という人は不動産投資信託REIT)というてもあります。

 



まとめ

以上 7つの商品に関して、それぞれリスクとリターンを紹介してみました。
ザッと表にしてみたので、おさらいしてみてくださいね。

 

価格変動
リスク
金利変動
リスク
信用リスク 為替変動
リスク
カントリー
リスク
流動性
リスク
銀行預金 なし
*1千万円まで保証
なし
*外貨預金は”中”
不明 なし
*定期預金は”低”
積立型保険 なし
*商品により”低”
なし
*商品により”低”
なし
*外貨建ては”中”
不明
債券 なし
*途中売却は”低”
なし
*途中売却は”低”
低〜高
*銘柄による
なし
*外貨建ては”中”
不明 低〜高
*銘柄による
投資信託 低〜中
*銘柄による
なし〜高
*銘柄による
低〜高
*銘柄による
なし〜中
*銘柄による
不明
株式 中〜高
*銘柄による
低〜高
*銘柄による
低〜中
*銘柄による
不明 低〜中
*銘柄による
FX 低〜高
*レバレッジ次第
中〜高
*通貨ペアによる
不明
不動産 低〜高
*レバレッジ次第
なし なし
*海外物件は”高”
不明

 

投資のリスクに関する記事、他にも書いてます。
よければ読んでみてくださーい。

 

ではでは。