スマホを渡す前に、子どもと約束した6つのこと【わが家のルール】

スマホのルール

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

 

この春小学校に入学した長男に7歳の誕生日プレゼントは何がいいか尋ねたところ、、
自分のケータイが欲しい🤗📱」とのこと。

最初は「小学校1年生にスマホはまだいらないなー」と思っていたのですが、気がつくといつの間にか「子どもにスマホを渡すなら、ルールが必要だねぇ」と前向きに考え始めていました。

「いやァ、まだ早いでしょ」で簡単に片付けることもできたんですが、この先どこかで必要になるものなんだから早めに触れて早めに飽きてもらおうか、、と考え直した次第です。

 

参考記事:【子どもにスマホは必要か?】小学校1年生の子を持つ現役ソフトウェアエンジニアが考えたこと

 

 

そんなわけで、今回は子どもとスマホとルールのお話
アンケートから見る日本の一般家庭のスマホルールと、アメリカの専門家(?)さんのお宅のルール、スマホにまつわる2つのルールを紹介します。
最後にオマケとして、わが家のルールにも触れさせてもらいますよ〜🙂

よそのお家はどんなルールがあるんだろう?」なんて、迷えるお父さん・お母さんの参考になれば嬉しいです。

 

一般的なスマホのルールってどんなの?

小さな子どもにスマホを与える時、ルールが必要なのはなんとなく理解できますよね?
一日中スマホばっかりされたら嫌だし、個人情報とか垂れ流しにされたら困りますから。

でも、じゃあ具体的にどんなルールが必要なの?ってなると、、なかなか難しですね。

なにせ、わたし達が子どもだった頃はスマホどころか携帯電話やインターネットでさえ、子どもにはまだ遠い存在でしたから。
自分自身、経験がないわけです。

強いて、自身の経験からヒントを探すとしたら、テレビやゲーム、漫画との付き合い方が参考になるかもしれませんね。

 

ちなみに、2016年の東京都の調査によると、約6割の家庭で携帯電話やスマホに関するルールがあるとのことです。
(アレ、思ったより少ない?)

お子さんが携帯電話・スマートフォンを使うことについて、家庭内でルールを作っていますか?
東京都が行った『平成28年度 家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査』より

 

気になるルールの内容についてはこんな感じ。

家庭内でどのようなルールを作っていますか?
東京都が行った『平成28年度 家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査』より

 

利用する時間の制限”が最多。
昔風に言えば、「ゲームは1日1時間まで!」ってやつですね。

4位の”利用するサイトやアプリを決めている”、こちらも昔から馴染みのあるルール。
「バカ殿は下品だから観ちゃダメ」とか「スト2は乱暴だからダメ」とか、そういった類のやつです。

それ以外の”困ったときはすぐ保護者へ相談すること”や”利用する際のマナー”、”利用料金の制限などはスマホやインターネット独特のルールでしょうか。
とは言え、こうしてみるとどれも納得というか、常識的で至極もっともなものばかり。

具体的なものが多いので、自分がルールを作るときも参考になりそうです。

 

というわけで、まず東京都が2016年に行った調査をみてみました。
都内在住の携帯電話・スマホを持つ小・中・高校生の保護者1,500人を対象としたアンケートということで、現在の日本家庭の実態をよく表した結果になってるんじゃないでしょうか。

 

世界で一番有名なスマホのルール『iPhone Contract(スマホ18の約束)』

次に紹介したいのは、おそらく世界で一番話題になったであろうスマホのルールiPhone Contract』です。

iPhone Contract(Contract = 英語で”契約”の意)は、アメリカ人女性のジャネル・B・ホフマンさんが2012年のクリスマスに、当時13歳だった息子のグレゴリーくんにiPhoneをプレゼントした際に交わした18個の約束のこと。

後日、ジャネルさんがその約束の内容をアメリカのハフポストへ投稿。
「これいい!真似したい😍」という好意的な反応から、「そもそも子どもにスマホは不要😤」とか、逆に「管理・干渉しすぎ😩」といったものまで、、賛否入り乱れ大きな話題になりました。

その後、このiPhone Contractに関する議論は世界中へ波及し、日本でも『スマホ18の約束』として、テレビや新聞で報道されました。

 

Apple社がアメリカで初めてのiPhoneを発売したのが2007年のこと。
iPhone Contractが話題になった2012・2013年は、スマホが急速に普及していく過渡期にありました。
日本の13〜19歳の子どものスマホ所持率は、2011年には16%だったのに対し、2013年には60%を超えています。

そんな時期のお話です。

またハフポストによると、iPhone Contractの作者・ジャネルさんの職業は”Author of iRules, International Speaker, Consultant, Founder of The Slow Tech Movement & iRules Academy, Cape Codder, Mother of 5”とのこと。

肩書きが多くて一言で紹介しにくいんですが、、どうやら5児の母で子どもとテクノロジーについて色々発信している方のようです。

なので、日本の一般家庭にそのまますんなり馴染むルールではないかもしれません。
が、十分参考にはなるでしょう。

では、世界一有名なスマホのルール・iPhone Contract(スマホ18の約束)をチョットみてみましょう。

元は英語なので、わたしが適当に訳しています。
iPhone Contractの正確な内容が知りたい方は、以下のリンクへアクセスして直接原文を確認ください。

 

 

1. これはわたしの電話です。あなたには貸し出しているだけ

It is my phone. I bought it. I pay for it. I am loaning it to you. Aren’t I the greatest?

スマホを購入・契約して月々の利用料を支払うのは保護者です。
だから、子どものスマホの使い方に口を出すのは当然です。

 

2. パスワードは保護者が管理します

I will always know the password.

保護者のスマホなので、パスワードも保護者が管理します。
親に見られて困るような使い方はしないでね。

 

3. 保護者からの電話には必ず出ること

If it rings, answer it. It is a phone. Say hello, use your manners. Do not ever ignore a phone call if the screen reads “Mom” or “Dad.” Not ever.

無視しないで必ず出ること。
その時は”もしもし”も忘れずに。

 

4. 夜間の使用は禁止

Hand the phone to one of your parents promptly at 7:30 p.m. every school night and every weekend night at 9:00 p.m.(中略)Listen to those instincts and respect other families like we would like to be respected.

特に、友達との電話やメッセージのやりとりは厳禁。
相手の御宅のことも尊重しましょう。

 

5. 学校には持っていかない

It does not go to school with you. Have a conversation with the people you text in person. It’s a life skill.(略)

学校では相手の顔を見て、直接会話しましょう。
それも大切なスキルです。

*習い事や部活動で帰宅が遅くなることもあるので、そういう場合はまた別の決まりが必要かもしれませんね。
ちなみに、アメリカでは子どもが一人で登下校したり、一人で留守番することは一般的ではありません。条例は州によって違いますが、虐待に当たるとして禁止されているケースが多いです。

 

6. 壊したり、なくしたりしたら弁償

If it falls into the toilet, smashes on the ground, or vanishes into thin air, you are responsible for the replacement costs or repairs.(中略). It will happen, you should be prepared.

トイレに落としたり、手を滑らせたりはよくあるので、事前に貯金しておいてください。

 

7. ウソをついたり、他人を傷つけることにスマホを使わないで

Do not use this technology to lie, fool, or deceive another human being. Do not involve yourself in conversations that are hurtful to others. Be a good friend first or stay the hell out of the crossfire.

そういう会話に参加することもしちゃダメ。
そっと距離を置きましょう。

 

8. 面と向かって言えないことは、スマホでも言わない

Do not text, email, or say anything through this device you would not say in person.

 

9. 書き込む前にひと呼吸置いて

Do not text, email, or say anything to someone that you would not say out loud with their parents in the room. Censor yourself.

 

10. ポルノは禁止

No porn. Search the web for information you would openly share with me. (略)

保護者に知られて恥ずかしいような使い方はしないでください。

 

11. お行儀良く使いましょう

Turn it off, silence it, put it away in public. Especially in a restaurant, at the movies, or while speaking with another human being. You are not a rude person; do not allow the iPhone to change that.

レストランや映画館、人と話している時には使わない。

 

12. 裸の写真は送らない・受け取らない

Do not send or receive pictures of your private parts or anyone else’s private parts. (中略)Cyberspace is vast and more powerful than you. And it is hard to make anything of this magnitude disappear — including a bad reputation.

ウェブ上に公開された画像や情報は、一旦拡散してしまうと後から完全に消す事はできません。
個人情報は自分で守りましょう。

 

13. 大事な思い出は記憶に残そう

Don’t take a zillion pictures and videos. There is no need to document everything. Live your experiences. They will be stored in your memory for eternity.

全てを写真やビデオで記録する必要はありません。
素晴らしい経験はちゃんと記憶に残ります。

 

14. スマホに依存しないで

Leave your phone home sometimes and feel safe and secure in that decision. It is not alive or an extension of you. Learn to live without it. Be bigger and more powerful than FOMO (fear of missing out).

たまにはスマホから離れる機会をつくりましょう。
いつも肌身離さず持ち歩く必要はありません。

 

15. いつもと違うものに触れてみよう

Download music that is new or classic or different than the millions of your peers that listen to the same exact stuff. Your generation has access to music like never before in history. Take advantage of that gift. Expand your horizons.

スマホがあれば、最新のヒットチャートからオールディーズ、クラシックや民族音楽まで世界中のありとあらゆる音楽を聞くことができます。
いつもと違うものに触れて、あなたの世界を広げましょう。

 

16. 流行りのゲームだけでなく、脳トレやパズルなんかもやってみて

Play a game with words or puzzles or brain teasers every now and then.

 

17. ネットの世界だけでなく、現実の世界にも目を向けて

Keep your eyes up. See the world happening around you. Stare out a window. Listen to the birds. Take a walk. Talk to a stranger. Wonder without googling.

素晴らしい自然や魅力的な人との出会いなど、スマホの外には素晴らしいものがたくさんあります。

 

18. ルールが守れないときは没収します

You will mess up. I will take away your phone. We will sit down and talk about it. We will start over again. You and I, we are always learning. I am on your team. We are in this together.

その時はじっくり話し合いましょう。
一緒に成長していきましょうね。

 

以上、18の約束でした。

先日の記事でも触れましたが、保護者が子どもにスマホを渡す際の心配事は『依存(生活習慣の乱れ)』『対人トラブル』『不適切コンテンツの閲覧』『個人情報の漏洩』の4つです。

iPhone Contractも先のアンケート結果も、この4つの心配事をしっかりカバーするものになっていますね。

さらにiPhone Contractでは、実際に経験することの大切さを重視しているようです。

見習いたいポイントですね。

 

まとめ 小学校1年生のうちの子の場合

以上を参考に、うちではこんなルールを作ってみました!
小学校1年生向けのルールです。

 

わが家のスマホルール

  1. これはパパとママのケータイです
  2. ケータイはパパかママが見てるところで使ってください
  3. 使わない時はいつも決まった場所においてください
  4. パパとママががっかりするような使い方はしないでください。例えば、長い時間夢中になり過ぎたりとか。
  5. 分からないこと、困ったことがあったらパパかママに気軽に相談してください
  6. 詳しいルールは、話し合いながらその都度適宜アップデートしていきましょう

 

ご覧の通り、ジャネルさんのiPhone Contractにかなり影響を受けています。

他人を傷つける発言云々や個人情報の保護、ポルノ関連が含まれていないのは、うちの子がまだ7歳だからです。

スマホは与えましたが、まだSNSで友達と盛り上がったり、インターネット上で何かを発信するような使い方はできません。
まだ字の読み書きも覚束ない段階ですので。

なので『依存』させないことにフォーカスしてルールをつくりました。

当面はスマホで遊びながら適当にITリテラシーを上げてもらって、SNSでのコミニュケーションや発信の楽しみ(もしくはリスク)については、またおいおい知ってもらえればなと考えています。

その頃には、またルールの方もアップデートしていく必要がありますね。

 

iPhone Contractが話題になった当時、わが家では長男が1歳になったばかりでした。
「スマホなんて遠い先のことだなぁ」なんて思って見てましたが、月日の経つのは早いもんで、、今ついにその時が来たようです。

子どもの成長は嬉しくも寂しいもんですね。

ではでは。