ソフトバンクIPOに参戦! 結果は1,300株初値売却でマイナス6万円の惨敗!!

ソフトバンクIPO

こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。

年末いかがお過ごしですか?

先日、2018年の日本株式市場最大のお祭り・ソフトバンクIPOがありました。
IPOとしては異例のテレビCMまで。。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

そんな年末のビッグイベント、わたしも勇んで参加してきました!
超大型IPOの舞台裏を記録します。

「そもそもIPOって何さ?」って方は、先にこちらの記事を読んでみてくださいね。

参考記事:勝率9割!リスクなしのIPO 株(新規公開株)投資ってどんな投資?

 

 

ソフトバンク上場までの出来事

株探のこちらの記事が簡潔にまとまっています。

個人のブログならこの辺。

 

要点を抜き出すならこんな感じでしょうか。

即わかるソフトバンクIPO

  • 時価総額9兆円超、史上吸収金額は2.6兆円! NTTを超える日本IPO史上最大規模の案件
  • 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券の6社による共同主幹事
  • 親会社ソフトバンクグループとの親子上場
  • 米中貿易摩擦で市況悪し
  • 上場直前に大規模通信障害が発生
  • 米中冷戦のあおりから、上場直前にファーウェイ副社長逮捕(ソフトバンクはファーウェイ社製5G関連通信設備を使用中)
  • 公開価格1,500円に対して、初値は1,463円2.47%下回る
  • 初日終値は公開価格を14.53%下回る1,282円

 

わたしは大和証券から1,300株割り当てられました

過去記事に詳しく書きましたが、2017年末のSGホールディングス(佐川急便)とカチタスのIPOで縁があり、わたしは大和証券に口座を持っています。

参考記事:初めてのIPO株(新規公開株)投資で20万円の利益が出た話。大手証券会社とのお付き合いが始まりました!

 

その大和証券の担当営業さんから電話があったのが11月の下旬。
当時からニュースになっていましたし、普段使っているSBI証券のウェブサイトなどでも盛んに宣伝されていましたので、ソフトバンク上場のことは知っていました。

営業さん曰く、
ソフトバンクのIPOどうですか? 今なら何株でも言われただけ割り当てられます
とのこと。

二つ返事で、「欲しいです! 今なら200万円くらい入金できますよ〜。」と答えました。

ちなみに、営業さんの予想では初値は公開価格から5〜20%上がるだろうとのことでした。
下回ることはまずない、と。
(まあ、その辺の予想は全くアテにはしていませんでしたが。。)

 

とは言え、日本を代表する大手証券会社6社ががっちりタッグを組むイベント・IPOがまさかコケるとは正直思っていませんでした。
なんたって統計的に見てIPOは勝率90%ですから。

参考記事:本当に小型案件が上がりやすいのか? データで見る『騰がるIPO銘柄』の特徴

 

当時から米中冷戦の絡みで市況は不安定でしたが、日本中の視線が集まるこのIPOでまさか公募価格を割るようなヘマはしないだろう、、とタカをくくっていたわけです。

一方で、上がっても、万が一下がっても、せいぜい数%〜10%程度、配当利回り5%・配当性向85%など夢のある宣伝をしていても将来は減益・減配が濃厚だろう、とも予想。

そんなわけで長期保有は考えず、割り当てられた分は全株上場初日の寄り付きで成行売却しようと決めていました。

「一発当ててやろう!」というよりは「お祭りに参加したい!」という気分ですね。
その上で、「まあ、200万円分くらい買っておけば税金と手数料引かれても、年末のお小遣いくらいにはなるかな?」と。
「ひょっとすると2015年の郵政3社みたいに15〜30%くらい上がっちゃうかもしれないし🤑」という淡い期待もわずかに込めて。。

結局、公開価格は1,500円に決まり、営業さんが言った通り予算いっぱいの1,300株(195万円)がわたしに割り振られたのでした。

 

通信障害とファーウェイ

通信障害ファーウェイ社の副社長逮捕、上場直前の起きた2つのアクシデントでしたが、わたしはさほど重要視していませんでした。

通信障害は影響を受けた人が多かったこともあり、話題になりました。
が、たった1度、しかもほんの数時間使えなかったくらいで、ソフトバンクユーザーがDoCoMoやauに移るとも思えません。
ソフトバンクの利益には影響がないと考えたのです。

他方、ファーウェイ副社長の逮捕については、少しうろたえました。
ソフトバンクが5G普及に向けて同社製の通信設備を使っていることを知っていたので。
とは言え、お祭りに水を差すほどではない、と楽観的に考えました。

「むしろ握力弱い人が購入辞退して、かえって初値上がるんじゃない!?」なんて冗談半分で考えていたり。。
振り返ってみると浮かれすぎで逆に哀れです。

 

上場初日、初値は37円安の1,463円

あとはみなさんご存知の通り、ソフトバンク上場初日は公募価格1,500円を37円(2.47%)下回る1,463円で寄付き。
その後、寄付き価格を超えることなく1,282円で初日を終了。

この記事を書いている今現在、上場から5営業日が経過していますが、公募価格はおろか初値さえ一度も超えていません。。

ソフトバンク上場から5日間のチャート(15分足)
ソフトバンク上場から5日間のチャート(15分足)。見事な寄り天。

 

初値・公募価格付近は相当売り圧力が高いでしょうから、これを超えるのは並大抵じゃできないでしょうね。
日経平均が20,000円を割った現状を考えると、景気サイクルがもう1周するまで1,500円には届かないかも?

 

というわけで、初値1,463円で売却できたわたしは不幸中の幸い。(やせ我慢)

結局、差損が48,100円、加えて大和証券の手数料が15,737円で計63,837円(約6万円)の損失と相成りました。

わかっていたことですが、非ネット証券会社の手数料は高いですね。
売却価格の0.8%ほど引かれています。。

 



まとめ いくら手堅いIPOとはいえ、楽観は禁物

以上、わたしにとって2回目のIPOまとめでした。
『年末のお小遣い』なんて浮ついた気持ちで挑んだ結果が無残な敗退。。
相場に黄金の羽は落ちていませんでした。

運任せのIPOではなく、次はしっかり自分で選び抜いた銘柄たちで利益をもぎ取ります!

ではでは。