【祝・月間100ドル】元デイトレーダーが思う、配当金の3つの魅力
こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。
毎月初恒例にしているアメリカ株投資日記の、今回は番外編。
なんとついに、今月初めて月の配当金が100ドルを超えました!
やったね!!
(税金・手数料を引いた後の手取り額です)
米国高配当株配当再投資戦略と銘打って毎月積み立てていますので、月々の配当金は気になるところ。
参考記事:【アメリカ株投資日記01】ポートフォリオ完成!積立て投資を開始します
積み立てを初めて8ヶ月。
今回はこれまでの配当金額をまとめてみました。
改めて確認したところ単月で100ドルを超えたのは、今月が初めて。
喜びの記事になっています😊
この記録がこれから投資を始める人、自分の投資先・投資戦略に自信が持てずに迷っている人の助けになれば嬉しいです。
アキオ、これまでの配当金推移
ではまず、わたしのこれまでの配当金の推移をみていきましょう!

わたしがアメリカ株の積み立てを開始したのは2018年10月。
2019年6月末で8ヶ月になります。
そしてこの6月、ついに配当金が100ドルを超えました!
同時に、これまでの累計は500ドル越え!!
銘柄別に見るとこんな感じ。

ちなみに、これまでの投資額累計は50,651ドルです。
配当金、3つの魅力
正直言うとわたしはもともと、派手な値上がり益(キャピタル・ゲイン)にばかり目が行きがちで、配当(インカム・ゲイン)にはあまり関心がありませんでした。
8ヶ月前にアメリカ株の積み立て投資を始める前は、日本株で短〜中期(数日から数週間くらい)のトレードが主だったんです。
その当時、配当を意識することはほぼありませんでした。
わたしの当時の投資手法と、アメリカ株積み立て投資へ移行したきっかけはこちらの記事をみてください。
参考記事:【バフェット太郎氏に学ぶ米国株高配当投資】わたしは”クソダサい投資家”なのか?
短期トレードを繰り返していた頃のわたしは、「手っ取り早くお金持ちになりたい!」と考える”クソダサい投資家”でしたので、年に数%の配当を「取るに足らない」と気にも留めていませんでした。
もしくは、「配当も超大型株も富裕層のためのもの」的な悲しきルサンチマンを抱いていたのかもしれません。
今となっては「未熟。。。(恥)😱」としか思えない勘違いですが、とにかく当時はそんな具合。
配当には良い感情を抱いていませんでした。
が、現在ではすっかり宗旨替えし、配当の虜です。
そんなわたしが今、感じている配当金の魅力について語ります。
配当金を受け取ることは、細かく利確しているのと同じ
『利食い千人力』なんて投資格言があります。
つまり、「含み益は幻だから、利益確定の決済(利食い)をしてこそ意味がある」という意味ですが、これって配当にも言えると思うんですよね。
当たり前ですが、配当金は幻ではありません。
支払日が来れば間違いなく口座に振り込まれます。
これって、とても小刻みに利確してるのと同義じゃありませんか?
格言の話ばかりで恐縮ですが、『二度に買うべし、二度に売るべし』なんて言葉があります。
つまり、「エントリーも利確も何度かに分けて慎重に」ということです。
デイトレード、スイングトレードをしていた頃はわたしも、2、3回に分けて決済することがよくありました。
最初の決済である程度の利益が出ていれば、残りは少し安心して様子を見ることができますね。
不幸にもその後反転しても、同値撤退すれば初回決済分の利益が残るからです。
極端な話をするなら、「株価が2倍に上がった時に持ち株の半分を売却すれば元本回収」です。
先に投資元本を利確・回収してしまえば、あとは株価がどうなろうと少なくとも損はしませんから、残りの半分は安心してじっくり持てます。
配当に話を戻しますと、例えば、投資元本に対する配当の利回り(YoC:Yeild on Cost)3%でポジションを取ったとします。
1年で買値の3%が配当として支払われます。
つまり、1年で投資元本の3%、10年で30%が、そして34年弱で100%が回収できるわけです。
これが先ほどの”小刻みに利確してる”の意味です。
ちなみに、上の例では元本回収までに34年かかったわけですが、実際にはもっと早く回収できる可能性が高いです。
鍵になるのは増配と配当の再投資。
増配と再投資によって、配当が増えれば当初3%だったYoCも上昇します。
(もちろん、反対に減配があればYoCも下がります。。減配コワイ)
YoC 3%では34年かかった元本回収ですが、6%に上がれば17年で済むわけです。
ちなみに、今現在のわたしのポートフォリオのYoCは3.23%!
わたしのポートフォリオは連続増配銘柄がたくさんありますし、毎月コツコツ配当を再投資しています。
このYoCがちょっとずつ上がるのを観察するのがわたしの最近の楽しみの一つです。🤑
株価が上がったら嬉しい、でも下がっても嬉しい
配当を重視するようになって、以前ほど株価の上下に一喜一憂することがなくなりました。
配当を重視するということは、必然的に、ひとつの銘柄を長く持つことになります。
定期的に買い増す積み立て投資なら尚のことです。
となると、投資の出口(売却)を普段は意識しません。
今わたしが持ち株の売却を検討するのは、2つの場合だけ。
その会社のビジネスモデルや社会の仕組みが大きく変わって購入の根拠が失われた時(例えば、誰もタバコを吸わなくなったり、化石燃料の使用が禁止されたり、とか)か、怪我や病気などでどうしても現金が必要になった時、この2つだけです。
中・短期のトレーダーだった頃のように、「株価が上がったから」という理由で売却することはありません。
売らないのであれば、その売値を気にする必要もないんです。
という訳で、以前ほど持ち株の値が上がっても気にならなくなりました。
会社経営なんかに似てるかもしれませんね。
経営者は自分の会社の売却価格を毎日気にしたりはしないでしょう。
それよりも自分の事業、毎月の売り上げや利益に心くだいているはずです。
わたしにとっては配当金がそれに当たります。
反対に、買い増しのことはいつも考えています。
毎月定額の積み立てルールを課しているからです。
なので、株価が下がるとちょっとワクワクします。
次の買い増しの時に、安く・いっぱい買えるからです。
もちろん、株を買うのは資産形成のため、もっとストレートな言い方をすればお金を増やすためですから、持ち株の株価が上がって資産評価額が増えるのは嬉しいです。
でもそれ以上に、株価が下がったときは心踊ります。
まあ、本格的な景気後退が始まったらこんなことは言ってられないのかもしれませんが、、今のところはそういう心持ちです。
株価が下がって嬉しいなんて、デイトレをやっていた頃には想像もできなかった変化です。
配当最大の魅力、それはある程度先が計算できること
今まで、『細かく利確してる話』と『株価が下がっても嬉しい話』、2点お話ししてきましたが、それ以上に大切なのはこれ。
わたしが感じる配当金の最大の魅力、『ある程度先が計算できる』ことです。
1年後の株価を言い当てることができますか?
わたしはできません。
では、この1年間で得られる配当金はどうでしょう?
こちらは可能です。難しくありません。
もちろん、倒産や減配などリスクはありますが、それでも適度に分散されたポートフォリオなら大きく外しはしないでしょう。
この8ヶ月の間に、わたしは17の銘柄にあわせておよそ53,000ドル(約580万円)投資してきました。
今のところ11%弱、5,800ドル(約64万円)の含み益が出ています。
ただ、来年の今ごろも同じだけの含み益が出ているのかは分かりません。
が、1,700ドル(約19万円、税引き前)の配当を得ていることは、まず間違いないでしょう。
この事実が、わたしの心を安らかにしてくれます。
さらに、わたしのポートフォリオは25年以上連続で増配を続ける配当貴族が中心です。
この会社たちはドットコム・バブルもリーマン・ショックも生き抜き、増配を続けてきたのです。
そんな猛者たちですから「今後もやすやすと減配するはずない」という安心感があります。
ちょっと業績が悪くなるとスグに減配する日本企業たちとは訳が違うんです。
そういう面でも、(特にアメリカ株の)配当は”ある程度計算できる”と言えるでしょう。
まとめ 銘柄選びは慎重に
そんなわけで、元はしがないデイトレーダーだったわたしも、今では配当の魅力に肩までドップリです。
とても心地よいので皆さんにオススメしたいんですが、注意が一つだけ。。
銘柄は慎重に選びましょう!
「株価が下がっても嬉しい!」「配当は計算できる(ドヤっ」なんて言っても、それはその会社が潰れない・減配しないという前提があっての話。
そういうリスクが限りなく低い優良企業の中から、さらに株主還元に積極的な会社を選ぶ必要があるわけです。
ポートフォリオの作り方はこちらの記事を参考にどうぞ。
参考記事:暴落に負けないポートフォリオの作り方【米国株・長期で持てる16銘柄】
今日のところはこんなところで。
ではでは。
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