【写真が売れる!】評判の副業『ストックフォト』って何? 初心者にはPIXTAとShutterstockがオススメ!
こんにちは! アキオ(@hiroakio97)です。
突然ですが、皆さん『ストックフォト』ってご存知でしょうか?
簡単に言うと、写真やイラスト、動画の売買ができるサービスのこと。
手軽に始められる副業として一時期話題になりました。
そんなストックフォト、実は以前わたしもチャレンジしたことがありまして、、まあ結果は散々だったんですがw
今回はそんなわたしのストックフォト体験を前後編の2回に分けて、投稿枚数や収益額など実際の数字を交えて記録しておきます。
前編となる今回は「そもそもストックフォトって何?」ってお話から。
初心者にオススメのストックフォト・サービスも紹介します!
趣味で写真を撮っている人、副業に興味がある人、これからフォトストックにチャレンジしてみよう!って人の参考になれば😀
そもそも『ストックフォト』ってなに?
ご存知ない方のために、サラッとまとめておきますね。サラッと。
すでにご存知の方、わたしの収益だけ知りたい方は、この記事は読み飛ばして後編へどうぞ。
参考記事:【PIXTA・Shutterstock】ストックフォトを3年だらだら続けてきた結果、がっかり収益大公開
ウィキペディアによると『ストックフォト』とは、、
ストックフォト(Stock Photo)とは、頻繁に使用されるであろうシチュエーションで予め用意された写真素材のこと。もしくは、写真を含むそのほかマルチメディア素材のこと。その中から、予算に応じて広告・出版等の制作会社が目的に合った素材を選び、使用料を支払うことで利用できる。
無料の素材については、基本的にストックフォトと呼ばない。
ストックフォトを利用するメリットとして、以下の点が挙げられる。
- 目的の写真・動画素材を探す際の手間や、時間を大幅に短縮できる。
- 商品数が膨大なので、目的・イメージに合った素材を見つける事ができる。
- カメラマンを雇い撮影を行う費用・時間を削減できる。
出典元 : ストックフォト|Wikipedia
自分が撮った写真や動画、描いたイラストを売りたいクリエイターと、素材を探している顧客、この2者をマッチングするのがストックフォト・サービスです。
(ストックフォトの多くの場合、写真を売る側と買う側の両方が何かを作るクリエイターなんですが、ここでは以降特に断りがない限り前者(写真を売る側&素材を作る側)を”クリエイター”と呼ぶことにします)
誰がストックフォトを買うのか?
「買われた写真がどんな風に使われるのか?」というと、、
- 報道やバラエティ、CMなどのテレビ放送
- パンフレットやポスター、ダイレクトメールなどの印刷物
- 雑誌など書籍
- ウェブサイトやブログ、広告バナーなどのウェブ媒体
などなど、いろんなところで使われています。
例えば、「日経平均 大暴落!!」みたいなニュースで、背景に東京証券取引所の写真や動画が使われているのを見たことがあるでしょう。

この手の素材の多くはストックフォトだと思います。
暴落や急騰のたびにわざわざ東証まで撮りに行くとは思えません。
当然、あらかじめストックされた中から、必要な時に適当なのを選んで使うでしょう。
同じく、旅行代理店のパンフレットに使われている名所の写真や美容室のバースデー・クーポンに使われているケーキの写真素材なんかもほとんどはストックフォトのものが使われていると思います。
あとはスポーツや政治・災害関連の報道で使われる写真とか。
例えばこの記事、サッカー関連のニュースサイトですが、写真の下に”ドルトムントのMF香川真司【写真:Getty Images】”と書いてあります。
これは「Getty(ゲッティ)ってフォトストックから買った写真を使ってます」という意味。
日本の出版社やwebメディアがドイツのブンデスリーガ全試合を現地で自力取材するのは予算的に無理だから、現地のライターに原稿を書いてもらったり、写真をストックフォトで調達したりするわけです。
Gettyの他にもアフロやアマナなどが有名ですね。
誰がストックフォトを売るのか?
じゃあ「どんな人が写真を撮って売るの? クリエイターはどんな人たちなの?」といえば、、
「プロアマ問わず、写真を撮れる人なら誰でも!」というのが答えです。
先ほど名前が挙がったGettyやアフロ、アマナの3社はフリーの報道カメラマンや映像作家などプロフェッショナル達がしのぎを削る、非常にハイレベルなストックフォト。
作品としての写真の質が高いのはもちろんのこと、様々なライセンスが複雑に絡む有名人(スポーツ選手や芸能人、政治家など)や美術品、容易に立ち入ることができない場所(戦場や被災地、秘境の絶景など)など、一般には撮影困難な素材も多く揃います。
それだけに売られている素材の価格も高く、1枚数万円から、写真によっては10万円以上の値がつくことも!
(それでも本田圭佑選手を撮りにメルボルンまで飛んだり、中東の紛争地帯を自力で取材に行くよりは、ずっと安く手軽にすみますね)
もちろん、わたしのような素人がこの市場に参入することはほぼ不可能です。
しかし、こうしたプロ・セミプロの素材だけが求められてるわけじゃないのが、ストックフォトの面白いところ。
何もマチュピチュの空撮や大谷翔平選手のホームランシーンだけが求められているわけではありません。
どちらかと言うと、もっと身近な風景、例えば新宿の高層ビル群とかビジネスマンの商談の様子なんかの方が、各種素材として需要が多いわけです。
身の回りの広告やポスターを見ればわかりますね?
さらにそこには「多少質が落ちても構わないから、安価に(もしくは大量に)欲しい!」と言うニーズも。
と、ここにきて、ようやくわたしのようなアマチュアクリエイターの出番となるわけです。
素材になるものは身の回りに無数にあります。
旅行やレジャーの風景を撮るもよし、子どもの成長や毎日の手料理を収めるのもいいでしょう。
クリスマスや夏休み、バレンタインデーなんかの年中行事にまつわる素材も毎年良く売れるようです。
潜在的な需要はあるけどまだライバルは少ない、そんなジャンルをいち早く見つけられれば強いでしょうね。
この辺はブログの運営とか、その他ビジネスと共通するところかな。
ちなみに、「写真ならなんでもストックフォトで売れる!」ってわけではないので要注意。
作品の販売の前にフォトストック内で作品の審査があります。
作品のクオリティ(例えばピントが合っているかだとか、露出やホワイトバランスは適切かとか)や被写体に問題がないか(他者の権利を侵すものではないかとか、公序良俗に反するものではないかとか)、販売に値するか、などを事前にチェックするわけです。
そういう意味では、プロアマ問わず誰でも売れるとは言っても最低限の技量は必要ってことになりますね。
初心者が選ぶべきストックフォト・サービス
もちろん、誰にでも撮れる・作れる素材の売値は安価です。
1枚数百円が相場。
そこからさらに、ストックフォトの取り分が引かれる為、クリエイターの手元に残るのは販売価格の20〜60%ほど。
場合によっては数十円になります。
そんな訳で、わたしのようなアマチュアの趣味フォトグラファーがストックフォトで稼ごうと考えたら、少しでも多くの作品を、少しでも多くの人の目に触れるところに置かなくてはいけません。
例えば、あなたがオンラインショップを開くなら、まずどこに出店しますか?
わたしならまずはAmazonのマーケットプレイスに出店すると思います。
次に楽天市場とYahoo!ショッピングかな。
余力があればやWowma!とかにも出店してもいいかもしれません。
扱う商品によってはメルカリやラクマ、ヤフオクなんかも検討するでしょう。
理由は簡単で、日本ではAmazonと楽天、Yahoo!の3つがダントツでユーザーが多いからです。
(ちゃんと調べた訳じゃないですが、おそらく。。)
基本的にはストックフォトも同じ。
ストックフォト・サービスは世界中にたくさんありますが、まずはユーザーが多いところに出すべきです。
その上で、販売単価や販売者への報酬率、審査通過の難易度、サイトの使い勝手、などなど諸条件を勘案して自分が戦う場所を決めるのがセオリー。
「具体的にはどこのストックフォト・サービスがおすすめなの?」となると、まずはPIXTA(ピクスタ)、Shutterstock(シャッターストック)、Adobe Stock(アドビ・ストック、旧Fotolia)の3社でしょう。
なぜこの3社を推すかといえば、この3社が通販で言うところのAmazon、楽天、Yahoo!だから。
なお、先に挙げたGettyやアフロ、アマナといったいわゆる”プレミアム・ストックフォト”とでも呼ぶべきサービスは、ここでは一旦除外して考えますね。
もし、Gettyで十分に戦えるだけのクオリティ&希少価値の高い素材なら、迷わずそちらに行くべきです。
単価が全く違いますので。
規模に注目すると最大はShutterstock、次点がAdobe Stock、この2社と比べるとやや小粒なPIXTA、といったところでしょうか。
ストックフォト・サービス | 登録素材数 | 登録クリエーター数 | アクティブユーザー数 |
PIXTA | 38,164,023点 | 281,321人 | 58,140人 |
Shutterstock | 242,559,657点 | over 190,000人 | 1,661,000人 |
Adobe Stock(Fotolia) | over 100,000,000点 | 不明 | 不明 |
ShutterstockとAdobe Stockはアメリカの会社で、登録した素材は世界中で販売されます。
素材数は1億点を超え、世界最大のストックフォト・サービスになります。
膨大な素材数を抱える巨大ストックフォトということで、作品の審査は厳しめです。
審査をクリアできれば、販売チャンスが大きく、数は多く売れます。
が、一方で単価は安いです。
わたしの場合、審査の通過率はShutterstockが50%ほど。
報酬は1枚あたり0.3ドル(35円)以下でした。
この辺の詳しい数字は後編で。
一方、PIXTAは日本発のストックフォト・サービス。
ワールドワイドで売れる先の2社よりも規模は小さくなりますが、日本国内のシェアはPIXTAが最大です。
ShutterstockやAdobe Stockは欧米のクリエイター&ユーザーが多いので、必然的に欧米人が好む素材が多くなります。
人物なら白人・黒人の写真が、都市風景ならロンドンやパリ、ニューヨークといった写真が多くなるのが必然。
ユーザーも特別な意図がない限り、マイノリティの日本素材を使うことは少ないでしょう。
そんなわけで、国内向けの素材を売りたいならまずPIXTAが有力な候補になります。
また、PIXTAはShutterstockやAdobe Stockよりも審査が緩く、売れた際の報酬が高いのも魅力!
わたしの場合は、審査通過率70%。
報酬は1枚あたり80円ほどでした。
この辺の詳しい数字も後編で。
まとめ 趣味としては楽しいが、副業としてはかなり厳しい!
以上、「ストックフォトって何?」というお話でした。
勘の良い方なら既にお気づきかと思いますが、、ストックフォトである程度まとまったお金を稼ぐのは至難です。
先ほど書いた通り、1枚売れてせいぜい100円ほどの報酬が相場です。
月に1万円稼ぐには100枚、10万円稼ぐためには1,000枚売れなくてはいけない。
しかし集客はストックフォト側が握っています。
ユーザーに自力で売り込むことができないわけです。
となると、必然的に数で勝負することになります。
とにかくたくさん撮って、淡々とアップロードし続ける。
が、わたしにはその根気がなく、いつの間にかフェードアウトしてしまいました。。😩
(そんなわたしの作品が気になる方はこちらをどうぞ。一応まだ細々と販売しています PIXTA Shutterstock)
もちろん、1度アップされた素材たちはその後永久に買われ続けます。(魅力的な素材なら、ですが)
株式の配当のようなもので、素材の販売点数が増えれば増えるほど、収入も着実に増えていくわけです。
事実、ストックフォト専業で食べていける人もいるようですし。
というわけで、写真が好きで長期にわたって着実に作業できる人には向いている副業なのかもしれません。
コストも作業時間とカメラ代くらい。
ほぼノーリスクで取り組める点はメリットです。
「ストックフォトについてもっと詳しく知りたい!」「売れる写真が撮りたい!!」って方はPIXTA監修のガイドブックが出版されています。
参考にどうぞ。
(絶版でしょうか? 新品はプレミアついてますね。古本なら安くあるみたいです)
最後に、
「稼ぐのは難しい」と書きましたが、それは何も「ストックフォトには魅力がない」と言ってるわけではありません。
そこは誤解なきよう。
単なる自己満足の趣味から一歩進んで、誰かに見られることを意識しながら撮る写真というのは中々面白いもんです。
上達にもつながりますし、自分の写真が実際に売れた時は正直かなり嬉しいです😆
間違いなく金額以上の価値があると思います。
副業として稼ぎにだけフォーカスしてしまうと中々厳しいものがあるストックフォトですが、趣味の延長としては魅力的です!
次回は後編。
実際にどれだけの写真をアップして、どれだけ売れて、どれだけ稼げたのか、、をまとめようと思います。
我ながらビックリするほど売れてませんが。。
参考記事:【PIXTA・Shutterstock】ストックフォトを3年だらだら続けてきた結果、がっかり収益大公開
写真が好きな人、腕に覚えがある人、コツコツやるのが好きな人、はストックフォト始めてみてはいかがでしょうか?
ではでは。
【PIXTA】
クリエイター登録:https://pixta.jp/how_to_sell
わたしのポートフォリオ:https://creator.pixta.jp/@hiroakio/photos
【Shutterstock】
クリエイター登録:https://submit.shutterstock.com/
わたしのポートフォリオ:http://www.shutterstock.com/g/hiroakio?rid=3937580
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